Time, don't take this beautiful soul away from us.
時よ、この美しいひとを、私たちから連れさらないで。
今日、さいたまスーパーアリーナに、「Magical circus2019」の初日を見てきました。
ブログの読者さまにチケットを譲っていただいて、Qと2人で見ました。
(譲ってくださったMさま、そしてお嬢さん、ほんとうにお世話になりました……思わぬところで、ご迷惑をおかけしまして申しわけなかったです、ごめんなさい。…でも、おかげさまで無事に見ることができました。ありがとごうざいました。)
さて、ここから先は。
ネタバレを気にせずに書いている記事です。
なので、ネタバレしてほしくない方は、ここで「TURN BACK!!!」
また、遊びにきてくださいね~~♡
そして、「ネタバレOK。だって、ステージを見るにあたって、予習しておきたいもの…♡」とおっしゃる方もいらっしゃる……とは思うのですが。
確かに、「どんなふうに、コンサートが展開していくのか」をあらかじめ知っておいたほうが、鑑賞すべきポイントがわかる、という場合もあるかとは思いますが。
そういう方の場合でも、もし可能でしたら、今回の「チベシコン」は、できれば「ネタバレ厳禁」で臨まれたほうがいいのでは……と思っています。
3人はたくさんのプレゼントを用意してくれていました。
そのプレゼントを、(あの3人+製作陣の)意図通りに受け取るためには、できれば、「何も予備知識を持たない状態」で、あのステージをご覧になるほうがいい、と感じたからです。
「この先の展開がどうなるのか」をご存じない状態で、あのステージを、見てください。
そういう特別な、とても特別なステージでした。
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ネタバレOKな方だけ、この先をスクロールしてくださいね!
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家に帰り着いたの11時半なので、もう寝なくてはなりません。
だから、ステージのファーストインプレッションを、箇条書きで書きます。
【座席】
Qと2人で見たのは300レベルの席の最前列。中央より若干左寄りかな?というあたりで、とにかく、「舞台の全てが」がよく見えます。
さいたまスーパーアリーナという大きなホールならではの、大きく、ダイナミックで、スケールの大きい舞台。
それをあの席で見ることができて、本当に感謝しています。
譲ってくださったMさま、お世話になったお嬢さん、ほんとうにありがとうございました。
1 ギョンちゃんとチャニョルが来ていた。
彼らがすわっていたのが3階席の「関係者席」。
それは私たちがいたのと、同じ階にあたります。そして、かなり私たちの席に近かったです。
というか角度的に、「ギョンスくんとチャニョルちゃん」を見るなら、私たちの席が、会場のなかで最適だったんじゃないか、と思います。
いやー、チケットの神様は、この席を回してくださるなんて、なんという粋な計らいをしてくれるのでしょうか。
一緒に行ったQ(筋金入りのギョンペン)は感激していました。(重ねががさね、チケットをお譲りくださったMさん、お嬢さん、ありがとうございました)
「ぎょんちゃんがペンラふってた。前に乗り出すようにしてふってたんだよ!」
「ニョルもふってた。ニョルはアクションがめっちゃ大きい。ノリノリだった!」
「双眼鏡を使ったら、ギョンスが指で眼鏡の位置を、くっと直す動作まで見えた!」
——というわけで「幸せすぎる~!!」という感想でした。
2 VCRと衣装は、すべて新しくなっている。
3 オープニングの「代役ダンサーさんとの入れ替わり」はない。
前回は、実は最前列で見ました。
…なので、オープニングの舞台中央での3人の動きを、バックスクリーンでしか見ることができなかったのですが、今回は、上から、3人すべてを見ることができたので、あのマリオネットの動きが3人揃った状態で見ることができて、その素晴らしさがよくわかりました。
登場時の衣装は、グレイがベースになってて、ところどころが黒でアクセントになっている衣装でした。
かっこよかった。3人とも、王子様みたいだと思いました(真顔で)。
4「Paper cuts」は、「in my head」が正解。(歌詞がスクリーンに流れる)。
ジョンデ(くんによる聞き取り)が正解だった……!!
詳しくはこちら!
5 今までの各自ソロのほかに、もうひとつの各自ソロがある。
CHEN
ジョンデくん……「Beautiful Goodbye」。
VCRに、例のMVの冒頭が流された時点で「おお……やっぱ、きたな、キムジョンデめ~~~」と感動。隣のQと思わず手を握りあいました。
(注・ベクの伴奏ではなかったけど・笑。普通に伴奏はオケだった)。
生で聴けてよかった。
何度も何度も聴いたはずの歌なのに、本物の歌声をきくと、なんていうのか……言葉にできない、合理的ではない感動があります。すばらしかったです。
「一度きり」っていうことの意味を、すごく、すごく考えました。
あれは、私にとっても、彼にとっても、「一度きり」の歌声なんです。
感情表現がきめこまやかになされているのだけど、そのいちいちに「聴きがい」がある。
そういう感じ。ひとつひとつのフレーズの、細部にまでさまざまな「しかけ」が用意されているので、それを味わうのも感激します。
最後のメントで、根本さんの通訳つきで「こんなにたくさんの人に、感情を伝えられるというのは、すごいことです」ということを彼は言ったのだけど、ああ、この歌のことを言ったんじゃないかな、と反射的に思いました。
「甘い声」「きれいな澄んだ声」というチェンらしい魅力のほかに、彼はさらに、もうひとつ先をゆく魅力をつけくわえてくれた気がする。
すばらしかった。
あと。
ダンスのふりつけを、ちゃんと消化しきって、かなりこなれた動きも加えてくるようになったんじゃないかな、と思いました。
動きがなめらかっていうか、「こなれている」っていうか。
彼の裁量で付け加えてくる動きが増している、と思いました。
Baekhyun
……ステージにベクだけが残って、「これから僕のソロです。」「皆さんに共感してもらえる歌を選びました」と言ったとき、「え?え?どういうこと? リンガリンガは終わったじゃない?」と、びっくりしました。
最初見たときには、去年の各自ソロのほかに、もう一曲、各自ソロがある、という構成が理解できていなかったからです。
「お、どうやらベクも、ソロをもう一曲歌うらしいぞ?」と思いながら、聞きはじめたんですが……
披露されたのは日本語の歌でした。
そして、「女性が、恋人との別離を悲しむ」バラードだったんです。
歌詞の所々が女性の言葉づかいなので、歌の主人公が「女性」だとわかるんです。
(私もQも、この歌を知らなかったんです。誰かのカバーをしてるんだろうな、とは理解できたんですが)
ベッキョンの声って、ご存知のように、とてもはっきりしたハスキーヴォイスです。
男性的な魅力にあふれるているんだけど、なぜかときどき、『おんな』みたいな異様な色気がある」歌声になるのよね……
そんな彼の歌声で、「女言葉の歌詞」を歌うというのが、なんかものすごーく倒錯的な魅力があった!(大感激!)
歌詞そのものは、すごくせつない感じなんだけど、それをまた、せつせつと「歌うま」のベッキョンが歌い上げてくるんです。
感動的。文句なしに感動しちゃうんですけど、そこに「男性らしいボーカルで」「女言葉の歌詞を歌う」ある種倒錯的な魅力が加わって、すごく良かった。
本当に良かった! べっちゃん大好き! 大好き!
「尊敬しているBoA先輩の歌」を歌いたかった、と、ステージの彼が日本語で語ってくれました。ありがとう。すばらしかったです。
Xiumin
各自ソロの前に、それぞれ1人だけをじっくりと撮ったVCRが流れるんだけど、(ジョンデくん、ベッキョンくんも、もちろん魅力的なんだけど)シウミンさんが、最上級に魅力的でした。
このひと、ものすごく「画面で映えるひと」なんだなーと思ったんです。
繊細なつくりの顔立ちをしているひとなので、画面でアップでとられると、すごく映えるし、ほんとうに魅力的です。
「僕のメッセージをみなさんに伝えたくて、この歌を選びました」
——ということで始まったのですが。
最初、何の曲だったのかわからなかったんです。
彼は白い、オーバーサイズのブラウスを来ていました。
彼の動きにつれて、そのブラウスがひらひらと動く感じ。
それが、ほんとうに——天使のように見えました。
陳腐な表現だけど、こうとしか言いようがない。
彼はわりと中性的なニュアンスの容姿を持ったひとだけど、そのせいで、生身の男性から少し遊離した存在に見えるんです。
指の動きがとても繊細なダンスでした。
彼の手と指が(これが最上級にきれい)、観客の視線をひきつけるようにさまざまに動いたあと、ハートのかたちを作った冒頭で、私は涙がこぼれました。
言葉ではなくて、彼の、体を使った感情表現で泣いたのです。
とても繊細な動きでした。
ときに、とてもダイナミックにもなるのですが、ステージのシウミンさんは、ほんとうに視線が釘付けになってしまうくらい、きれいでした。
途中で、手話がさしはさまれたのですが、「僕ときみ」「一緒に」「~したい(願望表現)」だけが、なんとなくわかりました。
(愛しています、もう一度、あいたい——って意味だったかな)
で、途中で、その曲が「Don’tGo」だったことが、突然、判明するんです。
あの聞き慣れたメロデイを、シウミンさんが歌い始めるから。
VCRに、その瞬間、はばたくたくさんの蝶々が映し出されます。
きれいでした。
踊るシウミン、白いブラウス、それからスクリーンの蝶々。
その姿を見たとき、7周年をむかえたときに、「今日EXOLに聴いて欲しい歌」として、シウミンさんが「ナビソニョ」を選んでくれたこと、もう、あのときから彼のメッセージは始まっていたことを知って、ほんとうに涙が止まらなくなってしまったのです。
泣きました。
隣のQも泣いています。今までのEXOのステージのなかで、涙が止まらないほど泣いたのは、これが初めてでした。
(今も思い出して泣いています)
ねえ、シウミンさん。
私、あのナビソニョ、何回も何回も見たんだよ。
だって、あの今より数歳若いみんながパフォーマンスしてくれたナビソニョが入っているDVDが、一番最初に買った、EXOのライブDVDだったんだから。
あなたは——あなたと、EXOのメンバーは。
いっぱいいっぱい、素敵な思い出を作ってくれたよね。
それをファンにプレゼントしてくれたよね。
そのプレゼントを抱きしめていれば、私たちは、あなたのことを、もちろん、待っていられるよ。
待っていられる。ほんとうだよ。
VCRの最後には、時計が映し出されます。
後ろをむいて、シウミンが両耳を手でふさぐ仕草をします。
「時計の音を、聞きたくない」という意図が、すぐにわかりました。
そして、最後の一言。
「僕は、忘れない」。
私だって、忘れないよ。
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