UN Village
仙台のセキスイスーパーアリーナに足を踏み入れて、まず思ったのは、「ほんとうに小さな会場だな」ということでした。
だから、だいたいどこの席からでも、かなりの近さでステージのきみたちを見ることができたんじゃないかと思うのです。
バクステの後ろには、アリーナには少しだけ席が作られているけれど、スタンドには席がない。
ゆえに、(福岡・大阪・横浜と違って)、バックステージはメインステージと対面するように設置されていたのでした。
仙台初日は、センステとバクステをつなぐ菱形の、横サイドに張り出した頂点の近くのアリーナ席が当たって、センステとバクステがよく見えた。
2日めは、初日の席の、ちょうど上付近のスタンドだったけど、前列に近かったので、やっぱりセンステが近くに見下ろせたのと、バクステが上に上がってくると、それがとてもよく見える。
──というわけで、初日と2日めは、ベッキョンくん、きみの「UN Village」が、とても近くで見えたのでした。
Dear Baekhyun
ベッキョンくん。
7月10日に「City Light」が発売されて、2019年の夏、私はきみのアルバムを、夢中になって聴きました。
自分でも、「よく飽きないな」と思うくらいに、何度も何度も繰り返し。
だから私にとっての2019年の夏の記憶に、「City Ligts」が染みついてしまったような気がしています。
なかでも、タイトル曲の「UN Village」は、ほんとうに、ほんとうに大好きな曲です。──夜の都会と、そこに佇むきみの姿を、たくみに色彩をコントロールして撮られたMVだって、何回も、取り憑かれたように(←誇張ではないです・苦笑)見ました。
「イマドキ」の気分を、すっと切り取って、ぱっと差し出してきたみたいな。
とても、とても「きみらしい」曲なんだと思っています。
あるいは「きみらしさ」を表現するのに、もっとも適した曲、というべきなのかもしれません。
長めの白いジャケットを素肌にじかに着て、ウェストをベルトで締めてるスタイル。
照明はピンク色っぽい紫で、私たちが持っているペンライトの色も、同じ色にコントロールされていました。
「Rolling Rolling」のシークエンスは、むろん圧巻なのだけど(毎回、会場から、狂喜のあまりの悲鳴が上がる)、私は、マイクスタンドからマイクをはずすときのきみの手とか、「UN Village」のあとのハミングで、Vサインを逆さに出すところとかにも、胸がぎゅっとしめつけられます。
いいえ、最初のイントロ(あの銃声のように聞こえる、エレキギターがたまらない!)が鳴り出して、暗転した会場の暗闇の中、スタッフさんに誘導されて、金髪と白いジャケット姿のきみが、階段を上って舞台に上がってくるのが見えた瞬間から、きみに魔法をかけられてしまうのかもしれません。
ほかのメンバーたちを推しているオーディエンスも、あの「UN Village」の時間は、きっときみに夢中になっていると思います。
あの場にいると、会場全体がきみの虜になっていることを、ひしひしと感じます。そして、もちろん私も、そのひとりなんです。
実は、大阪初日も、バクステ間近のかなりいい席だったので(お譲りくださった方、ほんとうにありがとうございました)。
「この距離で、ビョン・ベッキョンの『UN Village』を見てるのと、見てないのとでは、私がおばあちゃんになって天国に行くとき、最後に目を閉じる瞬間の気持ちが違うわ!」という感想を得たのですが。
今回は、「『UN Village』を間近で浴びたせいで、細胞レベルで、私の内部が活性化した!」みたいな気分になりました。
──よく伝わらないと思うけど。いや、全然、伝わらないと思うけども(笑)。
ダンサーさんと揃いの動きをしていても、きみひとりだけが大きな光芒に包まれています。
ステージの上のきみは、最上級でアイドルだと思いました。
今、「EXOといえば〇〇」の「〇〇」には、おそらく、きみの名前が入るはずだと、私は確信しています。
PS1 仙台2日めのコメントで、「UN Village」の「ベッキョニ」コールが聞きたい、ということで、きみが1フレーズ歌って、再現することになったんですが。
途中、(あろうことか)歌詞がわからなくなったきみが、メンバーに助け舟を出されているのが、かわいすぎて、見ていて倒れそうになりました。日本語できみが「忘れちゃった!」と言っておどけた表情をしたときとかね…(思い出しても倒れそう)
PS2 仙台初日のコメントで、「最近、はやっている日本語を使いたい」ということで、きみが口にしたのは「それな」だったね。
「『またね』と同じ意味ですよね?」と(通訳さんを介して)尋ねてきたきみに、「ちがうよー」という会場のコール。
その日のメントのとき、「それな」は、メンバーたちの間で大流行りでした。カイくんも、何回も使ってた(♪)。
チェンくんが「正解のタイミング」で「それな!」を言ったときに、隣のジョンデペンさんと抱き合って喜びました。はい。
PS3 最終日のコメント。
ベッキョンくん、きみは「来年に期待しています」ということを、何度か日本語で伝えてくれたけれど。
期待していていいの? ほんとうに?
私は、今のきみなら「武道館2Days」なんか、余裕で満杯にできると思っています。
最終日のコメントで、きみは「俺にまかせてくれよ」「大変だった~」と言ってくれたけれど、それって、チベシコンでのセリフだったよね。そういうのを、瞬時にアレンジして繰り出してくる頭の良さが、きみには備わっているんだ、と思いました。
2018年夏のペンミで、「Horololo」の歌詞を改変して、「僕は……みなさんが……もっともっと……欲しくなった」という、強烈なキラーコメントを出してくれたことも思い出しました。
最終日の「obsession」コールがものすごいなか、「次は、新曲の『バード』を歌います」ということを言ったときに、会場から「エエ~」みたいな声があがったのだけど。
「すみませんですけど、すみませんですけど、『バード』も、新曲だよー」と、きみが日本語で言ってくれたとき、私は、
「こういうやりとりが、瞬時にオーディエンスとの間でできるんなら、もうビョンベクは、日本でのソロコン、余裕でできるな」
──と思いました。
「ベクペンうちわ」の圧倒的な多さ、きみのトレカがほしくて、「求・ベッキョン」のカードをかかげたファンの方たちの多さ。
会場に足を運ぶと、はっきりとわかる。いかに「ベクペン」さんの数が多いか(いやほんと)。
ああ……ベクのソロコン……また、チケット争奪戦が激しそうだな(泣き笑い)。
でも、行く価値があると思っています。
ビョンベッキョン、きみの初めてのソロコンサートなら。
PS4 おい〜〜〜、ベッキョンくん〜〜〜、ソウルのアンコン(dot)で、きみ、髪色を青にしてきたんだな〜〜〜。
(深い嘆息)
はあ〜〜〜、ちっきしょ〜〜〜、ビョンベクめ〜〜、私のハートを持ってけドロボウ、私はきみに夢中だよ!!(←むせび泣く)
(2019.12.30)
【おまけ】
★今、私の(リアルで)長男(と呼ばれる存在・大学4年生)が、年末で、実家に帰ってきています。それがですね……「へえ〜」と思うんですが、なんか、彼がやけに私に優しくなりました(苦笑)。
「高校生〜大学生」にいたるまで、彼は、私(=母親)のことを、非常にうざったがっておりまして、私のことを「Rさん」と「名前+さんづけ」で呼んでいたのですが、それが「お母さん」に戻りました。
夜ご飯のお茶碗も洗ってあって、びっくり。(私は塾の仕事があるので、仕事が終わってから洗うのが通常なんです。それを彼が洗ったらしい。まじか)。
何か、あったんでしょうかねえ…?
家人(彼の父親にして、私の配偶者)に聞いてみたところ、「あいつも就活とか、いろいろあって、世間に揉まれて大人になったんだよ」とのこと。
ほほう? そんなものですかねえ。
「ていうか、あいつはもともと、優しいやつでしょ。男にはねえ、『お母さんが、この世で一番うるさい存在』っていう一時期があるだけなんだよ」と家人。
P志「おかーさんとQが盛り上がってる、韓国のアイドルって、なんていう名前なの?」
私「EXO」
P志「スペルは?」
私「E・X・O」
P志「へえ〜。うちの大学でも、女子はみんな韓国アイドル好きでさ〜」
私「そうよ! 歌は異常にうまいわ、ダンスのレベルは信じられないぐらい高いわ、で
、大人の私が夢中になれるぐらいの半端ないパフォーマンス力なんだからね!」(鼻息荒く)
P志「Qがさ〜、『おかーさんが、韓国アイドルのブログ書いてて、すっげー盛り上がっちゃってて』って、俺に言ってきて」
私「え? Qちゃん、あなたにそんなこと話してるの?(Qちゃん、「えくめろ」の存在は、家庭内では「shut up (and go away〜〜♪)」よ!!)」
P志「うん。『そんで、そのブログで知り合った人たちと、コンサート会場で会ったりして、キャッキャしてるんだよ』って」
私「(照)いや〜、ま〜、確かにそれは事実ですが……」
P志「『あのひと、ほんと、元気よすぎだよね〜』って」
私「いえ、それほどでも……」
P志「ま、でも、いいんじゃないの〜? お父さんに迷惑かけない程度なら」
私「迷惑は……かけてない、と、思う。たぶん。(うん。たぶん)」
P志「ていうか、そのアイドルの話のついででいいから、この一年は、ある程度定期的に、Qに目配りしてやって」
私「ああ……彼女、就活があるものねえ」
P志「うん。あいつ、メンタル、強いようで、折れやすいときがあるから。俺はさ〜、ま、選考に落ちたりしても、自分なりに整理できるけど、あいつはな〜。結構、自分ひとりで落ち込みそうだしな〜」
私「(おお……キミもそんなセリフを言えるようになりましたか…)」
P志「女子は、男子とは、また違う就活の大変さがあるからさ。ときどき、アイドルのコンサートのついでに東京に行って、ごはんとか、作ってあげなよ」
おすすめ過去記事…今日は、WOWOWで「EXplOration」のライブ(横浜アリーナ)の放映日なので。
こちらは、「EℓyXiOn」のWOWOW試聴記です。よろしければ▼
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(たくさんの方から応援のコメントをいただいてしまって、恐縮しております。初めてコメントくださった方も、常連さんも、お久しぶりの方も、暖かなお言葉、ほんとうにありがとうございました。ご心配くださった方、あらためてラブコールを送ってくださった方…本来ならお返事を書かせていただくべきなのですが、まずは宮城の感想を書かないと、忘れてしまいそうなので、もう少し、お時間をいただければと思っています。本当にごめんなさい。でも、お一人おひとりのお言葉、胸に抱きしめるようにして読ませていただいております。ありがとうございます。)
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