EXOにmellow mellow!

EXOがだいすき! CBXに夢中な記事やMV・楽曲評、コンサートレポなど、ファントークを綴ったブログです。SHINeeについても少し。

神さまからのギフト【EXplOration 宮城 12月20日-22日】

 

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ランキングをはずれた理由

 2019年9月、当ブログ「EXOにmellow mellow!」は、それまで参加していた「人気ブログランキング」から、はずれることを選びました。

 

 そのとき私は、はっきりとは書きませんでしたが、「もう、このブログをやめよう」と思っていました。

 「やめます」と宣言してしまうと、心配なさる方がきっといらっしゃるだろうから、いわゆる「フェイドアウトな感じ」でやめようと思っていたのです。

 

 お仕事が忙しいとか、家族とちゃんと向き合う時間を優先したいとか、いろいろな理由がありましたが、一番の理由は「心ない言葉をぶつけられてきたから」です。

 

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 いただくご感想のうち、ほとんどのコメントは、嬉しい・楽しいコメント、勇気づけられるメッセージでした。

 

(だから、「もしかして、私のコメントが夜ふチョコさんの気にさわったのかも…」なんて、思わないでくださいね。悪意のあるコメントというのは、明白に私を傷つける目的で書かれているので、「もしかして」とかいうレベルではないですよ・笑)

 

 ウェブという場所で発信している以上、ある程度はしかたのないことだとわかってはいますし、回数で言えば2年間で7〜8回ぐらいなので、そんなに多いほうではないとも思います。

 でも、やはり、こちらの人格を否定するような、かなり強めの言葉をぶつけられますので(苦笑)、「ずーん」と来ますね。

 

 

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 たいていは、一方的な言葉をまくしたてているだけのコメントなので、「無視するのが一番」だと考えて、黙殺してきました。

 反論したところで(申し訳ないのですが、「読解力のない方だな」という印象を受ける内容なので)、あまり意味もないことでしょうし、他の大多数の読者の方を心配させてしまうのもよくない、と思いました。

 

 私のブログを好きだとおっしゃってくださる方、いつも楽しみに読んでくださる方も、たくさんいらっしゃるので(ありがとうございます)、その方たちからいただいた応援コメントに気持ちを集中させよう、と考えることもありました。

 

 こんなに悔しく感じるのは、悪意あるコメントに、反論したいのに、ちゃんと反論しなかったからだ。

 ──そう考えて、実際にその反論記事を書きかけたことも何度かあります。

 「そっちがそんなゴミみたいなことを言ってくるんなら、こっちだって、こてんぱんに、叩きのめしてやったっていいんだぜ?」(←比喩です・笑)みたいなね(笑)。

 でも、そのたびに、ぐっと歯を食いしばって我慢してきました。

 悔し涙を流すこともあったけれど、だから反論記事を書きませんでした。

 

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 そうやって、自分自身に「反論すること」を禁じたせいで、私の心にできた傷は、癒えるチャンスを失ってしまったかのように、しくしくと痛み続けてしまったのです。

 「こんなこと書くと、また、何か言われちゃうかな…」とか、そんなふうに考え出すと、何度も何度も、ブログの文章を書いたり消したりして、全然、書き進められない。

 

 「EXOブログ、2年も書き続けたし、もうやめようかな……」と思うようになりました。

 

 ランキングに参加していると、たくさんの方のお目にふれる光栄な機会を得られる一方で、「その一記事だけを読んで」(前後の文脈を無視して)、腹立ちを覚え、それを書き手にぶつけてくる人が出てくるようになります。

 また、ぶつけられたコメントを読んでいると、私が書いた記事が問題なのではなく、その人自身の不満や鬱屈を晴らすために、たまたま私が標的になってしまったんだな、という印象のものも多かったのです。

 

 EXOくんのファンであることはやめられそうにないけれど。

 こんな気苦労を感じるのなら、ブログを書くの、やめたい。やめてしまおうかな。

 ──そんなふうに思うようになりました。 

 

2019年7月23日

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 EXO Planet#5「EXplOration」Japan ツアーの開催は、2019年7月23日に発表されました。

 5月にシウミンさんが、7月の初めにギョンスくんが出発してしまって、あと数日で、ソウルで最初の「6人のEXplOration」が開催される、という夏の日のことです。

 このニュースを、私は、日本のFCからのメールで知りました。

 

 「EXO-LJapanからメールが来た日」=「FC先行予約開始日」というのが、EXO-L3年生の私の経験では初めてのことでした。

(今までは、ご存知のように「EXO-LJapanからお知らせメール」→「数日経過してからFC先行予約開始」という流れでした。)

 

 

 2019年の夏、それは、日韓関係がぐっと冷え込んでしまった時期でもあります。

 ネガティブな言葉が、雑誌や報道番組に(少なからず)取りざたされるようになって、そういう言葉を見聞きするたびに、私は、チャニョルくんのことを考えました。

 「僕は日本が大好きです」「いつでも日本に来たいです」と、何度もはっきり口にしてくれる彼のことを。

 

 あの心優しい彼が、こういうニュースに接して、どんな気持ちになっているかな、とか。

 きっと、胸を痛めてしまっているんじゃないかな、とか。

 彼の立場では、決して、そのことを直接的に口にすることはないだろうけれど。

 

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 この公演のコメントで、チャニョルくんは、「隣のひとと仲良くなってください。挨拶して、ラインを交換したりして。友達になってください」ということを、何度も何度も繰り返してくれました。

(そのときに、ベッキョンくんが、会場に向かって「ハグして〜」という合いの手を入れたりもする)。

 チャニョルくん自身の日本語で、直接オーディエンスに話しかけてくれた言葉です。

 その言葉が、私の胸の中にずっと残っています。

 

 横浜2日目のスホさんのコメントで、「いつから僕たちのファンでいるか、とか、どれだけたくさん応援してくれているか、とかは、(ファンであることの優劣とは)関係ないと思います」という言葉も思い出します。

 

 そして、宮城最終日(オーラス)の、ジョンデくんの最終コメント。

 

「この会場から、皆さんがシャトルバスで帰ることを知りました」

「シャトルバスに乗ったら、できれば今日の公演の感想を話し合ったりして、仲良くなってください」

「皆さん、おなかがすきましたよね? バスがついたら、ごはんを一緒に食べたりして」

「そうして、皆さんが仲良くなってくださったら、嬉しいです」

 通訳さんを介して、彼はそう語ってくれたのですが。

 

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ジョンデくんのラスト・コメント 

 

 宮城から北の大地までの長い長い帰り道、私は、ジョンデくんが伝えてくれた、最終コメントのことを、何度も思い出しました。

 どうして彼は、あの言葉を口にしたのかな。

 あれは、彼のどんな気持ちから出発したメッセージだったのかな。

 

 仙台のホテルを出たのは午前10時ですが、雪の時期の北の大地への移動は、やたら時間がかかります。

 家にたどりつくまでに、笑っちゃうくらい時間がかかって、自宅の鍵をあけたのは、午後10時半のことだったんですが(家人は東京に出張中でした)、その長い時間、私は、コンサートの思い出をふりかえりながら、ジョンデくんのラストコメントについて考え続けたのです。

 そうやって考え続けた結果、ものすごく単純な、けれど強いメッセージが、ぽこっと胸の中に浮かびました。

 

 そっか。

 EXOは、EXOをきっかけにして、たくさんのひとたちに、仲良くなってほしいんだ。

 

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 「隣のひとに挨拶をして、仲良くなって、友達になってくださいね」という言葉は、コンサートの中盤で、チャニョルによって、ほぼ全公演にわたって繰り返されました。

 ゆえに、あの言葉は、チャニョルの個人的な意見にとどまらないものだと思うのです。

 日本語のフルーエンシーを持つチャニョルが「代表して」話しただけで、あのメッセージは、メンバー全員の、そして、あのコンサートを作り上げた製作陣やスタッフさんたちも含めた「全体の総意」だとして、とらえるべきものなのではないでしょうか。

 

 自分たちの活動が「縁」になって、あるいは、自分たちが楽しさや幸せを届けることで。

 たくさんのひとが「友だち」になること。

 たぶん、それが「EXOの願い」なんじゃないかな、と思ったのです。

 

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EXOの願い 

 そして、その「EXOの願い」は、おそらく「冷え込んでしまった日韓関係」と無縁ではないのだろうな、と思うのです。

 

 チャニョルくんが日本を好きになってくれたきっかけは、きっとたくさんあるだろうけれど、おそらく最初の契機になったのは、アニメだったり、Jpopだったり、日本が誇るサブカルチャーの数々なんだろうな、と思っています。

 そういうものが、彼のなかに「好き」とか「楽しい」という気持ちをたくさんもたらし、それが原動力になって、彼の「僕は日本が大好きです」という言葉につながっていったのだろうな、と想像しています。

 

 そして、それと同じことを、「EXO」が担うことができるとするなら。

 EXOを好きになることで、たくさんの日本人が、韓国に興味を持ったり、行きたいと思ったり、実際に行ってみたり、韓国語を勉強したいと思ったり。

 「日韓関係をあったかくする」、そういうきっかけを、EXOという存在が作ったとしたなら、きっと彼らは、彼ら自身を誇らしいと思うだろうし、とても幸せに感じるだろうと思ったのです。

 

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 だとしたら。

 「EXOの願い」が、たくさんのひとに仲良くなってほしい、というものだとしたら。

 

 ──「ああ、あのとき、ブログで反論せずに、ぐっと歯を食いしばって泣きながら我慢したこと」、あれは無駄ではなかった、と思ったのです。

 

 「歯を食いしばって反論を我慢した」とき、私は、自分のことばかり考えていました。

「めっちゃ腹が立つけど、こんなバカバカしいことを言ってくる人に、いちいち目くじらたてるのも、『オトナ気ない』って思われちゃうしな〜」

「読者さんたちから、『みっともないブロガーさんだ』って思われたくないな〜」

 ──と、「自分が読者さんたちからどう思われるか」という「自分の保身」だけを考えて、 反論をとりやめたのです。

 だから悔しくてたまらなかったし、じくじくと傷が痛み続けたままだったんだと思うのです。

 

 

 けれど、「EXOがきっかけになって」たくさんのひとたちが、仲良くなってほしい、という願いを、彼らが持っているのだとしたら。

 あのときの私が、歯を食いしばって我慢して、ブログで反論しなかったことは、彼らの願いに寄り添うものとして、確かな意味があったんだ、と思いました。

 

We are One! 

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 私のブログは、所詮、素人の一ファンのブログにすぎません。

 でも、アクセス解析を見ていますと、私のブログには、「EXO チェン ブログ」「ベッキョン ファン ブログ」「EXO コンレポ」とかのキーワード検索で、EXOくんたちの情報を求めて、読みにきてくださる方も存在しているのです。

 そういう場所に、私が「自分の反論」を連綿と展開させてしまうことは、「この書き手は、オトナ気ないヒトだなあ」と思われてしまうこと「以上の」意味を持ってしまうのです。

 「ファンの皆さんに幸せになってほしい」「皆さんが仲良くなってほしい」という、あの心優しい青年たちの願いに、逆行するものだったんだ、とようやく思いいたったのです。

 

 ああ、こんなにシンプルなことなのに、どうして、もっともっと早く気づけなかったのでしょう?

 EXOのスローガンは、デビュー以来一貫して、「We are One!」じゃないですか…!

 

あのね、ジョンデくん。

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 あのね、ジョンデくん。

 あなたが、「シャトルバスで感想を語りあってほしい」「できれば晩ご飯を食べたりしてほしい」という言葉を語ってくれた夜、私は、まさしく、ふたりのエリ友さんと、バスで一緒に帰って、仙台駅ちかくの素敵なお店で、ごはん(+大人だから、お酒もね♡)をご一緒させていただいたんです。

 お一人は、かなり長いことあなたのファンでいらっしゃる方、もう一人はベッキョンくんの大ファンの方です。

 私はふだん、英語を通じて、中高校生の諸君と長い時間を接する仕事をしています。

 未来ある年代の彼らと接するのは、とても楽しいお仕事だけれど、年齢の階段をわざわざ降りて、中高生諸君のそばまで行って、お話することが続くと、ときどき、「ふう〜」とため息をつきたくなってしまうことだって、あるわけなんです。

 だからね。

 そういう私にとって、大人の素敵な女性たちと、アルコールなんかも嗜みながら、大好きなEXOくんたちについて語り合う時間は、すごく特別で、宝石のように愛おしい時間でした。

 そういう時間を与えてくれたお二人と、それからEXOくんたちに、ありがとうという言葉を伝えたい気持ちでいっぱいです。

 だって、EXOくんたちがいなかったら。

 私は、こんな素敵なおふたりとの、すばらしい時間を持つことができなかったから。

 

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 最近、私は、「EXOくんたちって、私の人生に与えられた、神さまからの『ギフト』なんだな」と感じるようになりました。

 

 あなたたちの音楽を聞いたり、動画を見たりするだけで、私は、オートマティックに、とても嬉しい気持ちになることができます。

 ときめいたり、ドキドキしたり、胸が熱くなったり、せつなくなったり。

 そういう存在を、もう後半になってしまった人生でも、ちゃんと持っていられること、それは実は、とても幸せなことなんだと思うのです。

 

 英語の「gift」という言葉には、「贈り物」という意味のほかに、「神さまから与えられた才能」という意味もあります。

 音楽の、歌の、ダンスの、豊かな才能をそれぞれが持ち、エンターテイナーという職業を通じて、私たちに楽しさや、幸せを届けてくれるあなたたちは。

 私にとって、「神さまからのギフト」そのものなのだと──そんなふうに思うのです。

(2019.12.29)

 

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(画像はお借りしています。ありがとうございます)

(以前のように、たくさん更新はできないかもしれないのですが、「EXOが好きすぎて、自分でも困ってます・笑」的なこのブログを、書き綴っていこうと思っています。今回のコンサートで、お目にかかったたくさんの読者さまから「とても楽しみに読んでいます」と実際にお聞きしたこともあって、それに勇気をいただいたこともあるのですが。

 このブログを書くことは、私にとって、私なりの「EXOくんたちへの『ありがとう』の伝えかた」なんだな、という思いを新たにしています。だから、もう一度、「EXOくんが好きです」という発信を続けていきたいと思っています。どうぞ皆さま、よろしくお願いします♪)

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