EXOにmellow mellow!

EXOがだいすき! CBXに夢中な記事やMV・楽曲評、コンサートレポなど、ファントークを綴ったブログです。SHINeeについても少し。

【Tempo・MV評(1)】スホ・ベク・チェン・チャニョル・カイ【+Q’s view】

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【Don't Mess Up My Tempo】

【EXO・Tempo】【MV評(1)】 【+Q’s view】

 

 ——11月2日金曜日、21時40分ごろ。

 お仕事を終えて、その後片づけをざっくりといたしまして、速攻で2階の自室へ上がって、PCの前へ。

 

 ……見た。

 

 「Tempo」MV、見ましたよ(泣)

 わーん、待ってたよ(号泣)。

 

   ラインを見ますと、18時40分ごろに、Qから頻々とラインが入っています。

 

Q「今頃、楽しくお仕事しているだろう、XX歳(←私の年齢が書いてあった・苦笑。11月2日、実は私の誕生日だったんですよ・深まる苦笑)のあなたへ」

Q「tempoの魅力をお伝えします」

  ——あらまあ。

 ありがとう(笑)。素敵な誕生日プレゼントだわ(苦笑)。

 

 

1. 新境地スホベク

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Q「新境地スホベク。そうか、二人はそうだったのか♡」

(スホさんのほうが女子っぽい座り方をしてらっさる……)

 

   今回、「ペアのシークエンス」がわりとあります。

 「スホ+ベク」「チャニョル+チェン」「シウミン+ギョンス」など、そのペアの組ませ方に、「既定路線を大きく変えてきた」感があります。

 そして、このペアを組ませるシナリオが、最高によかった(製作陣、マーヴェラス!)。

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 スホとベクの二人っきりのシークエンス。

 あの白いベッドのある親密な部屋は、このMV全体をつらぬくモチーフである、ガラスのキューブに囲われています。ほとんどベッドしかない部屋に、ベクと二人っきり、というのは、あまりにも「リーダー、反則!」と思いました。

 特に、大きな換気扇の羽の影が、リーダーの素敵にハンサムなお顔に映り込むあたりね。

 やわらかな淡い影が、スホのきれいな顔を愛撫していく。思わず「いけませんよ、リーダー、そんなにエロくて……」とつぶやきましたね私。ええ。

 ベクが(エロさの面で)反則かましてくるのは、これはもう彼の常套手段ですけどね・笑。「ベクとセフンとシウミン」は、「EXOの3大(エロ面における)反則野郎」ですもん(←夜ふチョコさん、表現が暴走してますよ・苦笑)

 今回のMVでも、ベク+スホの反則技はやばかった(冒頭の写真参照)。(あと、この二人を真上から俯瞰して撮った製作陣が、最大の反則である!)

 こ〜の〜〜(エロ面においての)反則大魔王のベクめ!(逆ギレ)

(今、「反則」って打ったら、「販促」って変換されて、ちょっとウケてしまった……そう、ベッキョンは「販促」大魔王かもね♪)

 そして、もうジョンデとチャニョルがねー、いやもう、これがねー、この二人が、すばらしくよくて!(3で後述)

 

 それからスホの歌唱について。……とにかく今回のアルバムでは、スホの歌唱をすごく期待している夜ふチョコなんですが。

 「tempo」のなかでは、今までの「声楽のうまい人系」(『Universe』とかね。ミュージカルの喉の使いかたなんだろーなー)じゃなくて、「歌謡曲の歌い手」の歌い方で来たなあ、と思った。いかにも「ポップス歌手」みたいな、軽くてあまい歌い方を選択してきています。

 楽曲のコンセプトから言って、スホさん、それがまさしく正解。そんな歌い分けを軽々としちゃうあたり、今、スホの歌唱はかなりの地点まで高められていると思うのです。

 

 

2.「まさかの歌い出しチェン」

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Q「まさかの歌い出しチェン。ジョンデの歴史が始まるのか??」

 

 チェン歌い出し!! 

 そっか、あの「Concept Film」の「I can't believe」はチェンくん歌い出しだったのか!! ——そう思うと、泣きそうになったワタシ(すみません・ジョンデペンは結局、ジョンデの歌声で泣く)。……

 

 冒頭の歌声は「メイン・チェン」+「サブ・ベク」な使い方をしています。そして後半の「I can't believe」ターンでは、二人の位置が逆転する(し、もう一人の高音・スホが加わる)。……チェンとベッキョンをこういうふうに使うのは、EXOがやりそうで「やってこなかったこと」じゃないかな? 

 

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 素人のファンの感想文で、こんな断じるような物言いをすることについて、ご不快を感じる方がいらっしゃるならお許しいただきたいのだけれど、どうも私にはEXOのヴォーカルについて、ある一つの危惧があります。

 それは「チェンとベッキョンの歌声は、『競って』いるように聞こえる」ということ。つまり、彼らの声は、聴いていて、つい、「優劣」のジャッジを下したくなるような二人なんです。(だからCBXの3人は、うまい組み合わせだったな、とつくづく思う。あれ、シウミンさんいなかったら、とにかくいろんな意味で、ユニットとして難しかったと思うんですよ、ほんと)

 ハスキーヴォイス(ベク)とクリスタルヴォイス(チェン)の彼らは、声質は真逆なのですが、わりあい「歌い方」が似ています(一番それを感じるのは、両者の「決め球」のファルセットの使い方)。そういうときに、彼らの声を、「競い合う」ことなく束ねるというのは、もしかしたら難しいことなのかもしれません。

 

3. ジョンデの路線変更(+チャニョル) 

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Q「2018年11月、ジョンデは路線をエロに変更」

(←Qちゃん、あのねえ……すみません、チェンペンのみなさま。不肖の娘でございます・苦笑)

 

 Qにマジレスしちゃうと、今回、彼の「長い襟足」がビジュアルに「路線変更」を強いるくらいの強烈な変化をもたらしてきたんじゃないかな、と思っています。あの襟足は、「性を越境する」ときに、去年の「KoKoBop」でベクが使った手口だったんですが、それをチェンなりのやりくちで、ヴァージョン違いで示してきたように思ったんです。

 特にチャニョルと二人っきりの「尋問室」のシークエンスね。

 

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 いや、このセット、よく考えましたねー。もう禁忌のニュアンスが濃厚に漂いすぎて、「どうしよう♡」と思うほどでしたよ♪

 小道具の使いかたも非常に気がきいています。

 無意味に大きく取られた窓(むろん、それは「監視」のため♪)・無機質なパイプ椅子と机、それからチャニョルを録画するためのビデオカメラと古くさいテープレコーダー(これがボロくて汚いのが、もう最高にグッジョブ)。

 

 特に、チャニョルがムカついたみたいに、ブーツはいている足をどかっと机に乗っけて、それを斜め上から俯瞰して撮ったでしょ? あそこが素晴らしい。

 照明がチャニョルにだけ当たっていて、ジョンデのほうに影が落ちているコントラストも。(チャニョル・ジョンデ、グッジョブ! 製作陣、最高にグッジョブ!)(感涙)

 

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 それから、チェンが持っているロールシャッハテストが透けて、一瞬、チャニョルの顔が映り込むところ。これはチャニョルの美形力+カラコンが効いたと思うわけです。

 ここは「クラシカルハンサム」セフンの美形力じゃ、ダメなんですよねえ。チャニョルの「現代的フォトジェニック美形」の力じゃないと、NG!!なの。

 尋問室で、これまた美形力全開にしてきた無表情なチェンに詰め寄られるのは、チャニョルじゃないとダメだったんですよ〜〜〜(感極まって泣き出す)。

 

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 そして「ジョンデの襟足」問題。

 この襟足はやはり、チェンの「性を越境」させるギミックとして機能していると見るべきでしょう。

 むろん、現在、満26歳のチェンは、非常に男性性が強い容姿をしています。このひと、顔の上半分は「大きなつり目+はっきりした二重+長いまつげ」でフェミニンな要素を醸し出せるのですが、顔の下半分にしっかりとした存在感があって、それがどうにもこうにも「男!」の印象を強くしています。

 だから、チェンの顔に「女子力」要素をもたらしたいなら、あの襟足を添えて、顔下半分の「男性的な存在感」をカモフラージュしないとダメだったのです。

 そして、チェンが「性を越境する」なら、欠かせない要素がチャニョルだったんだと思います。——チャニョルとマンネは、ご存知のとおり、今、最高潮に「男性性が強い」。ゆえに、チャニョルとペアを組ませると、チェンは対比の問題で、「女の子側」へと軽々と越境できる。

 いや最高でしたね、ここの「尋問室」。前後に分かれて、わりと長く示されるんだけど、ほんとうに素晴らしかった。

 「シウ+ド」「スホ+ベク」「チャニョル+ジョンデ」の「ペア・シークエンス」における、優勝はキミたち二人だ!

 

4. いた(一応)

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Q「レイ、『いないやん?』ってなるけど、いた(一応)」

 

 わかるよ、Qちゃん。

 私もかなり期待してたからね……「えー……」って、なったなぁ(涙)。

 

5. バイクとクリスタル・キューブ

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(冒頭はじまってすぐに出てくる、バイクと人影。ああ、このお姿はレイさん……ですよね?)

Q「あと、バイクも関係ないやん?」

 

 ああもう、バイクどうでもよいってのが、本音(すみません)。だって、他がすごすぎるんですもん。

 まー、ちらっとだけ言っておくと、EXOの持ち味の「中2病的要素」が進化して、「高2病」になったって感じがしたかも(苦笑)。そしてカイくんのフルフェイスのメットに意味をもたせられて、よかったのかもしれません。

 それよりも、「クリスタル・キューブ」のモチーフのほうがグッジョブですよ。

 スホとベクの「クリスタルのルービックキューブ」。

 ギョンスとシウミンの「クリスタルの直方体によるチェス」(のちに、大きな一つの立方体として組み上げられて、それぞれのクリスタルに緑の光を放つ)。

 「グラスのなかのキューブ」(セフン・シークエンス?)

 そして最後に登場する、ベクの手で示される「クリスタル・キューブ」。

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 ビョン・ベッキョンというひとは、常にこういう「意味深なピリオド」を打つんですよねえ。

 

 

6. カイしかできない

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Q「カイがピアノ弾く! 良き。良き良き。見て♡」

 

 黒い服を着たカイが、中身をむき出しにしたピアノの鍵盤に指を走らせながら、こっちをにらんでくる。

 長めの前髪がぱさりと揺れて、強烈な、でもどこか甘い瞳で。

 強さと弱さ、繊細さと強烈さ、大胆かと思えば、とても脆い。

 このひとの魅力は、相反するものを同時に示せることだと思うのです。

 

(いや、ここのカイのピアノねー……やっぱ、見どころでしょうねえ。

 このMV使って布教するなら、このカイのピアノの表情とダンスは、「新規開拓」のときの強烈なEXOの武器だと思います。こういうのって、「無条件に女子が弱いやつ」ですもん)

 

 そして言うまでもなく、カイのダンスでの存在感は圧倒的でした。

 MV開始の早い段階で示される「センターでダンスするカイのヘソ出し」、あれは、やばかったですね、胸に「ズギュン!」って感じでしたね(←言い方考えよう、夜ふチョコさん)。

 短いトップスを着たうえで、あのダンスをするんだから、「計算ずくの腹チラ」であり、「戦略としてのヘソ出し」です。(←言い方、気をつけよう、夜ふチョコさん・笑)

 

 圧巻なのは、全体での群舞シーン。

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(あのみんな揃っての群舞シーンの魅力は、静止画なんかじゃとらえきれないよ…)

 いやー……最近のカイはいいです。ほんとうに鮮烈です。

 みんなと同じ振り付けでも、「彼だけ違って見える」マジックがかかる。

 あと、表情を非常に細かく作り込んでいるのも、見てあげてください。ラスト近くでピルエットを使ったのも含めて、カイは、「カイしかできないことを」やる。

   見ている方は血が騒いでしかたがない。

 EXOのセンター、カイは、今、そういうひとです。

 

(この記事は「tempo」11です)

 

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