とうとう、EXOの日本公演の「初日の前日」という日になりました。
私は23日、24日に参戦する予定なので、明日、自宅を出て福岡へ移動します。
北の大地に住んでいるので、福岡までは、ほぼまる一日かかります。
九州へ行くのは(実は)生まれて初めてなので、すごく楽しみにしていました。
同行者のQ(東京在住)は、大学の試験を22日に終えたあと、23日の朝のフライトで羽田から福岡へと飛び、私とはそこで合流する予定になっています。
(このブログでもご報告していたとおり)Qと私の2人で大騒ぎをして、福岡のチケットを4枚、手に入れてからは、私とQのラインは、ボーイズの話題(ウィンターアルバムのこと、「カウントダウン」のこと、「Electric Kiss」がどーしたこーした、とか)と、福岡での観光計画や宿泊予定のことなど、楽しい計画で満載でした。
そこへ、12月15日、「SHINee」のコンサート開催予定の発表が飛び込んできました。
私とQの2人のラインは「大興奮」+「デレデレ」になってしまいました。
*
すごく、すごく、嬉しかったんです。
もう一度、あの輝く5人が全員揃った姿を見られるということが。
──オープニングはやっぱり、『GENTLE MAN』なんだろうなあ。
登場するシルエットは、今度こそ「5人」になってる。
そこで、キーの「Ladies, get dressed, it's SHINee night」という呼びかけを聴いたら、私、きっと泣いちゃうと思う。
そして、次には、オニュの声が流れてくるはずなんだ。
今度は本物の彼の歌声が、東京ドームに響きわたるんだ。
うわあ、想像しただけで、泣けちゃうなあ。
……そんなことを考えて、バカみたいに一人で泣いたり笑ったりしていました。
*
Q「明日がお葬式だけど、明後日が(EXOの)日本初日だから」
私「そっか。みんな、移動しなきゃならないから、参列できないね」
Q「でも、弔問はできたと思う」
私「報道されてたね」
Q「EXOのみんなもがんばってるはずだから、コンサートは盛り上げていかなきゃ」
私「うん。オーディエンスの反応は、ダイレクトに彼らに伝わるから。心のなかでつよくお祈りしてるだけにして、コンサートは元気に応援しようよ」
Q「みんな、なんか言うかなあ? たとえばスホが代表して、とか」
私「うーん……言わないと思う。メンバーはみんな、心の中で感じてるし、会場もわかってると思うけど。特別な演出はしないんじゃないかな」
──第一報を知った18日の夜、Qは、わんわん泣きながら、私に電話をかけてきました。
彼女はネットニュースよりも、友達からのラインでまず知ったようで、そのあともツイッターを見ていたようです。
何度も「今、集中治療室で、ジョンヒョンはがんばってる。日本の報道は間違い」と言います。
ネットニュースの報道を複数見ていた私は、「いや、これはどうも、もう間違いではないのでは…」と思っていたのですが、泣きじゃくっているQに、そうは言えませんでした。
「だって、言ってたじゃん! 5人で帰ってくるって! 約束したんだよ!」
*
けれども。
「そんなこと、口にしたらダメ! 本当のことになっちゃうから!」「私はまだ信じない! SMはまだ何も発表してない!」──と何度も言っていたあたり、たぶん、Qも、うすうす、感じ取っていたのかもしれません。
あの報道は、間違いではないのだと。
彼はもう、二度と会えないところへ行ってしまったのだと。
*
なんだか、ずっと心にブレーキがかかったみたいになっています。
あれほど楽しみにしていた福岡公演、18日の夜に報道を知るまでは、一人でニヤニヤしながら(ほんと、顔が笑ってしまうのを止められないほどだった。キモくてすみません)旅行のパッキングをしていたのに。
心の中に、大きな石が入ってしまったみたいになっていて、私から、「何かを感じること」を妨げているかのような。
*
SHINeeのMVは一度も見られていないし、音楽も聴けていません。
だけど、涙を浮かべながら、EXOのコンサートに行くのは、一生懸命、がんばっている彼らに悪いと思うから。
元気な顔で、ボーイズを応援してこようと思っています。
(2017.12.21)
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(この記事は「SHINee」7 の記事です。)
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