EXOにmellow mellow!

EXOが好き! CBXに夢中な記事やMV・楽曲評、コンサートレポなど、ファントークを綴ったブログです。SHINeeについても少し。

『VOICE』SHINee オニュ 『声、そして真実』

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 この記事では、2018年12月5日に発売された、SHINeeのオニュのファースト・ソロアルバム「VOICE」について書いています。

 

 こんにちは。夜ふかしチョコレートと申します。 

 「はじめまして」の方もいらっしゃるかと思いますので、すこし自己紹介をさせていただきますね。

 当ブログは、「EXOにmellow mellow!」と申しまして、タイトルからおわかりのように、EXOに関するファントークの記事を掲載しています。

 SHINeeも大好きで、数は少ないですが、彼らのコンサートレポやMV評もいくつか書いています。オニュのファンです。

(「SHINee」の記事を集めた目次はこちら▼)

 

 普段はブログランキングの「EXO」カテゴリに参加しているのですが、この「VOICE」について書いた記事に関しては、できれば、シャオルさん、オニュペンさんたちにご覧いただけたら、と思いまして、少しの期間だけ、「SHINee」カテゴリにお邪魔させていただくことにしました。

 よろしければ、おつきあいくださると嬉しいです。

 

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 「オニュのソロアルバムが聴きたい」という思いを、私は、長いこと、抱き続けていました。

 それは、SHINeeという存在を知って、彼のファンになったばかりの頃から、ずっと、かもしれません。

 5人で1つの楽曲を構成する、ひとつのピースとしてではなく、あのオニュのヴォーカルを「ソロアルバム」というかたちで、思う存分に聴いてみたい。

 そう願っていたファンは、私のほかにも、きっとたくさんいらっしゃるだろうと思うのです。

 

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 あらためて言うまでもなく、非常に魅力的なヴォーカルをもったひとです。

 男性にしては高めの、澄みきって、きれいに伸びる声。

 

   ハイトーンヴォイスは、ときに硬質すぎる印象を持ってしまうことがあるものですが、オニュの場合は、不思議とそれがまったくない。

 声の中に、ふわりとしたやわらかさが最初から含まれていて、それがあたたかな響きとなって、耳に届けられるのです。

 

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 彼の声は、まっすぐに伸びて、聞き手をやさしく包んでくれるようです。

 あまくてかろやかに聴こえたかと思えば、力強く響きわたったり。

 そのくせ、繊細で、美しいひかりを帯びているようでもあります。

 

 もちろん高度な歌唱力を持つ歌い手ではあるのですが、それもさることながら、私は、オニュの歌声自体の魅力に、深く心をつかまれているのだと思うのです。

 その彼が出すファースト・ソロアルバムに、冠されたタイトルが『Voice』。

 ヴォーカリストとしてのオニュが、とても素直に、そしてストレートに自分を差し出してきたみたいだ。

 ——そう思いました。

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 収められた曲は全部で7つ。

 タイトル曲の「Blue」以外は、すべて韓国語のタイトルも付されているのですが、その日本語訳(hanaさんによる)も横に添えておきます。

 

1.Blue 

2. Your Scent 「通りごとに」

3. Under the Starlight 「地元」

4. Sign 「どんな仲」

5. Illusion 「愛だったのかな」

6. Shine on You 「穏やかにします」

7. Timepiece 「カチコチ」

 

 ここから先は、ひとつひとつの曲について書いていきます。

 上記の日本語タイトルも含めて、歌詞の翻訳については、以前、MV評「Good Evening」を書いたときにもお借りした、「ひとりごと。好きなこと。」を運営されている、hanaさんの翻訳をお借りしています。ありがとうございました。

 

track.1 Blue

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青い光、君は僕に似て
波のようにいつもゆらゆらと揺れて
君の中の一番深く 底に足が着いたら
息を吐き出して また思い浮かぶ
 
 静かで、強い悲しみに満ちた旋律です。
 初めて聴いたとき、「こんなに悲しい曲を、一番最初に持ってきたのか」「しかも、アルバム全体の基調を決める、タイトル曲にしたのか」と、かなり驚きました。
 「Blue」というタイトル、そして歌詞の中で2度繰り返される、「青い夜」という(誰しもがジョンヒョンを思い浮かべてしまう)単語。
 
 1年前の12月の、あの悲しいできごとについて、どうしても思い起こしてしまうような歌だと思いました。
 オニュの歌声が呼びかける「君」という語は、彼に向けられているような気がしてならなかったし、歌いながらオニュ自身も、彼のことを、きっと考えただろうなと思いました。
 
静かな この瞬間 僕の全てを感じて
孤独の喜びが 分かる気がする
青い夜 遠くで僕を呼ぶものは
光なのか 暗闇なのか
 
 今の年齢のオニュの「喉」だからこそ、繰り出すことのできたような、青年らしい、力強く、深いヴォーカルです。
 朗々と歌い上げる部分が、かなりあるにも関わらず、全体を通じて聴くと、とても静かな曲に聞こえます。
 静かに、美しく響いて、私たちのかなしみに、寄りそってくれるような歌だと思いました。

 

track.2 Your Scent

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冷たい風に 君の香りが吹いて
僕の頭をかすめるように散らばって
 
 恋の終わりを歌った、あまいバラードです。
 恋人を忘れなくてはならないせつなさを、わりとストレートに歌っているのですが、メロディがとても甘やかで、それがオニュの声が本来的に持っている優しさや甘いかんじとよく似合っていると思います。
 
通りごとに 君が舞い散って
思い出がよみがえって しきりに涙が出る
 
まだ辛いんだ 君を忘れることが
君が恋しくて また恋しいよ
 
 サビは、かなり力強く朗々と歌い上げられるのですが、始まりと終わりは、ごく素直に、メロディに声がふわーっと乗せられている感じ。
 どちらの歌いかたも、オニュらしくて、私は大好き。
   彼の声の「甘い感じ」が一番よく出ている歌かもしれないな、と思っています。
 

track.3 Under the Starlight

f:id:yofukashi_chocolate:20181207140441p:plainいつも恋しい Um 過ぎていった全ての時間は
苦しかった記憶は 全てどこかに行って
良い思い出だけが残る  
 
 ボーイズバンドであるSHINeeの曲は、基本的にラブソングが多いのですが、この曲はそうではありません。
 歌詞を読むと、「ありがとうソング」とでも言えばいいでしょうか。 
 子供の頃からずっと「僕」を見守ってくれた、懐かしい風景や人々への、感謝の気持ちを歌った歌です。
 
 旋律が非常にかわいらしくセンチメンタルで、もしかしたら、アルバムにおさめられた7曲のなかで、私はこの曲のメロディが一番好きかもしれません。 
 
退屈だった幼かった日、大人になりたかった
幼稚だった日の恥ずかしさも
初めて感じた恋の 不器用だった表現さえ
思い浮かべると ただ恋しいあの時  
 
 最後のサビで、一回、転調して声が上り詰めていくところがあるのですが、そこがかなり好きです。 
 
輝く星の下で 僕を包み込んでくれた
見慣れた 僕の全ての人達
今もあたたかな風景の中で 手を振りながら
昨日のように 僕を呼びそうで
 

track.4  Sign

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ひそひそ話をする僕の友達
心配してる君の友達
 
それでさ 僕達はどんな仲なの?
僕 こういうこと言うの 初めてだからさ
 
 恋のはじまりと、それに伴うとまどいを歌った、可愛いらしい、そしてちょっと懐かしいかんじのメロディの歌です。
 リズムを刻むときに、手拍子の音を使っていたりして、そこもすごくかわいい。
 
実はちょっと緊張もしてるんだ
どうしたんだろう 心が
いつも君のこと考えてばかりだよ 毎日
僕達はどんな仲なの?
  
 終始、かろやかに楽しげに歌われていて、オニュの「ふわりとやわらかな声」の魅力が、一番、楽しく味わえるかもしれません。
 
ドキドキして目が覚めちゃった
その度に もっと会いたくなるんだ
目を閉じると眩しい 君という星が浮かんで
どうしたらいいか分からなかった
  
 歌詞を読んでいたら、その子どもっぽい「ドキドキ」感がかわいくて、思わずほほえんでしまいますよね?
 ファルセットを使うところが一箇所あるんですが、そこを歌うオニュの声が、すごく甘くてきれいなんです。ふふ。
 
どうしたんだろう 心が
いつも君のこと考えてばかりだよ 毎日
君のことが大好き
 
 7曲収録されたこのアルバムの中盤に、アクセントのように配置された、甘いお菓子みたいにかわいい曲です。
 

track.5  illusion 

f:id:yofukashi_chocolate:20181206160914p:plain  この曲には、オニュが作詞で参加しているそうです。
 「うまくいかなくなってしまった恋」「すれちがってしまう心」を、惜しむ歌になっています。 
 
もしかしたら僕は
君が大好きだったのかもしれない
 
胸で君を思い浮かべて
馬鹿みたいに もしかしたら僕達は
お互いを愛しながら
別れなくてはならなかったのかもしれない
 
 静かで、センチメンタルなメロディがとても美しい曲です。
 ピアノとギターが中心になった、シンプルな伴奏なのですが、途中からすこしドラムが加わって、ドラマチックになっていきます。
 それともに、オニュの声も、強く歌い上げられていきます。
 せつないけれど、きれいな曲。
 この歌もとても好きです。
 
僕の胸に抱かれた君はどうして
ぼんやりと消えていくのかな
 
僕達の過ぎし日が 寂しそうに見える
ぎこちなくなった僕の挨拶で 君を見送るよ
 
古くからの 僕の愛よ

Track.6 Shine on You

f:id:yofukashi_chocolate:20181207130908p:plain  オニュが作詞をした曲です。
 
 この曲の歌詞とタイトルについては、翻訳なさったhanaさんのお言葉を引用させてくださいね。
 
「"あたたかくて穏やか、優しい"という意味を持つ、オニュさんの名前の由来ともなった『온유하다』が含まれる、この曲のタイトル『온유하게 해요』は、実際に聴くまで、どう訳そうかずっと悩んでいたんですが、歌詞と共に、『穏やかにします』と訳させていただきました」
 
 まず、「Shine on You」という英語のタイトルからして、「SHINee・オンユ」という彼の名前の音とかけてあるんじゃないか、と言われているのですが。
 
 
 穏やかにします(Shine on You)
 
あなたは輝いています 僕の頭の中のあなたは
あそこに浮かんでいる星たちと共に
 
僕を見ていますね
僕の心の中の まだ埋められていない
寂しい僕の心の空間を
全て埋めてくれるでしょうか

ひときわ紅い君の唇
青い風でなびく 愛らしい髪
 
爽やかな笑顔が
不安だった心を 穏やかにします

僕の目の前にいるあなたは 輝くあなたは
あそこに浮かんでいる月と星たちを
全て 僕にくれましたね
 
僕の心の中の 絶対に埋められない
大きな大きな僕の心の虚しさを
全て埋めてくれましたね

You are my everything
I can do all for you
Baby you are my everything
I can do all for you

I love you
 
 この曲は、オニュが「息を吸い込む音」から始まります。
 楽器の伴奏によるイントロダクションがないのです。
 歌いはじめの唇をひらく直前、彼が深く吸った息の音から、静かに、とても静かに楽曲が始まるのです。
 
 ギターのストリングスが、優しく奏でられていきます。
 そのメロディに乗せられたオニュの声は、温かく、流れていくように耳に届きます。
 hanaさんが訳してくださった言葉のように、とても「おだやかな」オニュの声です。
 
 歌い出しから一貫して、ひそやかな声で、メロディが歌われています。
 ブレスの音が、何度もはっきりと耳に届くほど、静かでひっそりとした調べなのです。
 
 曲の中で2回、二重録音を使って、オニュ自身の声でハーモニーを作るところがあるのですが、そこが夢の中で奏でられた音楽のように、ひどく美しくて、聴いていて、何度も涙がこぼれました。
 
 歌詞の言葉を目にしていくと、「君」の容姿を評した言葉が出てきて、この歌も、ラブソングの体裁をそなえたものであることがわかるのですが。
 けれども私は、オニュが、私たちファンに対しての気持ちを歌ってくれたものだとして、受けとめたいと思いました。
  
 あなたは僕のすべてです。
 あなたのためなら、なんだってできる。
 
 ——そんなふうに彼が歌ってくれているのだ、と。
 
 最後の歌詞は、「I love you」という言葉です。
 ひときわ静かな、秘密を打ち明けるような声で歌われています。
 それがもっとも彼が伝えたかった、大切な言葉であるかのように。
 
 真実というのは、張りあげられた大声ではなく、ひそやかに届けられるものなのかもしれない。
 この歌を聴きながら、私はそう考えていました。
 

Track.7 Timepiece

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思い出して 会いたい人
止まってしまった恋が
時計の針として帰ってきて
僕の心を傷つける
 
 とても優しい旋律の曲です。
 彼の声の素直さ、やわらかで優しい感じが、しみじみと伝わってきます。
 
あの人は 僕の習慣だったんだよ
僕を笑わせて 僕を泣かせて
今でも僕を生かしている人
カチコチ 秒針が動くたびに
 
 歌詞を読んでいくと、「会えなくなってしまった恋人」への思いを歌った歌なのですが、悲しみに満ちたメロディではありません。
 
記憶の中で 思い出せない
記憶を見る機械があったら
共に過ごした全ての瞬間 一緒に見たい
初めから 全てが好きだった人
 
 「かわいらしい」と評してもいいような、ある種の明るさがある旋律なのです。
 センチメンタルではあるけれど、なにか、とても懐かしいものに再会したときの、ときめきに似た気持ち、そういう感じのメロディなのです。
 
君は全部忘れてもいいよ 僕がいつも
覚えているよ 覚えているから

カチコチ 秒針よ 逆に回って
あの人に初めて会ったあの日
 
 韓国語で「とがとが」と聴こえるのが、おそらく日本語でいう「カチコチ」というオノマトペなのかな、と思うのですが、それがとてもかわいらしくて、その部分がすごく好きです。
 
その時間で止まって そして動かないで
僕が眠る時まで
 
 ——この「Timepiece」が7番目、このアルバムに収められた最後の楽曲です。
 オニュの歌が終わったあと、ピアノの伴奏がすこしだけ奏でられて、このアルバムが終わるのです。
 

声、そして真実

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Q「私、最近、オニュの声って『ユニバーサル』だなって思うようになった」
私「どういう意味?」
Q「『万人向け』ってこと」
私「ふうん?」
Q「若い女の子のファンだけじゃなくて、老若男女、誰が聞いたとしても、オニュの声の魅力は通じるような気がする。たとえばEXOの、ベッキョン・チェン・ギョンス、みんなそれぞれ魅力的だけど、彼らの歌声は、なんていうのかな、『若い女の子』向けの魅力なんだよ」
私「うーん。彼らの歌声のなかの『若い男性』が、聞き手のなかの『女性』に対してアピールしているってことかな」
Q「そう。若い女の子のファンが『きゃーっ』って熱狂するような、そういう歌声なんだよね。——でも、オニュの声は違う。彼の歌声は、万人から愛される」
 
 大学生のQと、そんな会話を交わしました。
 一理あるかもな、と思いました。
 EXOが擁するリードヴォーカルの3人、ベク・D.O.・チェン。
 みんな、それぞれに個性的で、強い魅力を持っているのですが、彼ら3人の歌声の魅力は、一様に「若い青年であること」が、そのベースになっているような気がします。
 彼らの歌声のなかの「若い男性」の部分が、聞き手の中の『女性』をロマンチックな意味合いで魅了している。
 けれども、Qが言うように、オニュのヴォーカルには、もっと、普遍性の高い魅力を感じるのです。
 聞き手のなかの「女性」を魅了する、ということにとどまらず、もっと広く、そして偏りなく、「人の心」自体に深く訴えかけるような、そういう幅の広さを持つ、深い魅力をたたえた声なんじゃないか。
 ——そんなふうに思うのです。 
 
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 『VOICE』というアルバム全体を通して感じたのは、「飾り気のない、シンプルな音楽」だったなということ。
 奇をてらわない、素直でプレーンなメロディ。
 そこに乗せられていく、素朴な言葉。
 そういう7つの楽曲だからこそ、聴いている私に、オニュの声の魅力がとてもよく伝わってきたんじゃないかな、と感じています。
 
  スローテンポのバラードが多いので、彼の「息の音」も、はっきりと聞こえます。
 まるで、すぐそばにオニュがいるような、そういう親密な距離感で。
 
  端正で、あまくて。
 あたたかくて、静かで。
 悲しくて、そして、美しくて。
 やわらかく、繊細で。
 力強くて、深くて。
 ——そういうオニュの声の魅力が、まっすぐに伝わってくるためには、こういう、素直でシンプルな7つの楽曲こそがふさわしかったんだと思います。
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 CDジャケットの一番したに、小さな藍色のアルファベットで、メッセージが書かれています。
 
Singing brings me great happiness.
I tried to sing hoping that the song could bring healing to people who listen to it.
In my own voice, with my song. For the sake of everyone's happiness.
 
 歌うことは、僕に大きな幸福を運んできてくれます。
 これを聴いてくれたひとに、癒しをもたらすことができたら、と願いながら歌いました。
 僕自身の声で、僕の歌で。
 すべてのひとの幸福のために。
 
  私は、この言葉が「オニュの真実」なんだろうなと思っています。
 オニュは、心の底から、このメッセージどおりの気持ちで、このアルバムを私たちに届けてくれようとしたのだと、そう感じています。
 なぜなら、そうでなければ、このアルバムの歌声が、こんなにも私の心を打つことがなかっただろう、と思うからです。 
 
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 「Blue」という、悲しみに満ちた曲からこのアルバムが始まるのは、やはり、ジョンヒョンのことを悼む気持ちの表れでしょう。
 そして同時に、私たちファンの悲しみに寄り添おうとする、オニュの気持ちをも感じています。
 
 このアルバムが出されたのが12月5日。
 昨年と同じく、冬という季節がめぐってきて、私も何度も「あの日」のことを思い出しました。
 オニュだって、きっと何度も何度もジョンヒョンのことを、そして、あの日のことを思い出していることでしょう。——私みたいな一ファンとは比べものにならないほどの深い悲しみと、さまざまな苦しみや葛藤を感じながら、必死にあの喪失を乗りこえなければ、と考えていることでしょう。
 そういうものを抱えながら、一方で、彼はファンの感じている悲しみに寄り添おうとしてくれているのだと感じました。
 
  ファンの悲しみを癒せるとするなら、それは、歌うことを通じて、以外にない。
 そんな「歌手」としての強い気概をこめて、彼はあの藍色のアルファベットで綴られたメッセージを贈ってくれたのではないか、と考えています。 
 
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 このアルバムを聴きながら、私は、実は何度も何度も涙をこぼしました。
 悲しくなったから、ではありません。
 いえ、確かに、このアルバムを置き土産のようにして、彼がいったんステージを降りてしまうことが決まっているわけですから、そのこと自体は、悲しいし、淋しいことではあります。
 そして、冬の季節がまためぐってきて、ジョンヒョンの命日が近づいてきてもいます。
 けれども、それらのことが原因で、涙があふれてしまったのではないのです。
 
   ——悲しいわけでもないのに、なぜ、こんなに涙が出てしまうのか。 
 
 それは、オニュの声が作り出す音楽が、美しいから、です。
 あまりにも美しい音楽だから、強く心が揺さぶられてしまうから、です。
 
  この歌声のなかには、オニュの真実がこめられている。
 だから、この「VOICE」はとても美しく胸に響いてくるのだと——そんなふうに私は考えています。 
 
(この記事は「SHINee」17です。)
 
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 (画像はお借りしています。ありがとうございます。また、歌詞の翻訳をお借りしましたhanaさん、どうもありがとうございました。)