こんばんは〜 夜ふかしチョコレートです。
この記事ではMV『Universe』について書こうと思います。
0. 厳正なる審査の結果
前回の記事でお伝えしたとおり、私こと夜ふチョコは、このMVに出てくるEXOくんたちを「採点」しておりまして、厳正なる審査の結果、「優勝」「準優勝」「審査員特別賞」「敢闘賞」の4名が、すでに私の手許にて選出されております。
(注・審査基準は、純粋に「私個人の主観」のみ、に基づいております・苦笑)
それでは、まず「準優勝」の彼から発表しましょうか。
えー、準優勝は……
(——と、タメを作るほどのものではないのですが、一応、お約束で・笑)
↓
【スクロールしてくださいね♪ ドラムロール、鳴ってます♪】
↓
【この準優勝の彼と、「審査員特別賞」(次の記事で発表予定)の彼とで、「どっちを勝たせるか?」で、すごーく迷って迷って、決められなかったのでした】
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【自分でも、点数化してみるまで、「どっちの彼が2位、あるいは、3位なのか」が決められなかった。ほんとうに僅差だったと思います】
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【優勝の彼は、前回の記事でも書いたとおり、即、きまったんですけれどね。ふふ】
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【「こんなことに時間を使えるなんて、夜ふチョコさんってわりとヒマなのね」とツッコミを入れたいですよね……私もです……】
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じゃん!(ドラムロール終了)
さて、お待たせしました!
準優勝は、このひと!
1. 【Suho】冬の一等星
『Love Me Right』以降の1年で、スホの歌唱力は、格段に上がったと思うのです。
僭越な言い方になるけれども、デビュー以来の「伸び率」、9人のなかでスホが一番だと感じています。
おそらく、『EXA'CT』あたりの時期にこのひとの歌唱力は、はっきりと開花したんだと思うのですが。
スホの声は、「とてもやわらかな」声です。
澄んだ高音の歌声というのは、ともすれば硬質すぎるものとして耳に届くきらいがあるものだけれど、スホの歌声にはそれがない。
声のなかに、最初からかなりの割合で「息の音」が含まれているような、それが非常に魅力的に響く歌声なのです。
そしてその「魅力」を、ある時期から彼は明確に意識しはじめ、それが聞き手にしっかりと伝えられるような歌唱を構築するようになったと思うのです。
デビュー時期から間もない頃の彼の歌を、今、聞き直してみると「ああ、音程はしっかり取れていますね」という印象しか持てないのだけれど(えらそうでごめんね)。
現在のスホの歌声はまったく違う。
音符のひとつひとつ、歌詞のひとつひとつを、ていねいに、とても大切に歌声でくるむような歌いかた。
非常に繊細ですみずみまで神経を行き渡らせた歌い方をしていて、私はそれが好きで好きでたまらないのです。
チャニョルと2人でコーラスしている部分のメロディ、ここはサビに入る直前の、楽曲として、かなりの聴かせどころです。
スホの歌声を聴きながら、ここのパートは、この8人のなかの「もっともやわらかな声」で歌われることが正解なんだ、このひとの歌声じゃなきゃダメなんだ、と何度も思いました。
センチメンタルな旋律と、スホの澄んだ声の特質が相互作用的に働いて、冬の一等星のように美しく輝いている。
派手でもきらびやかでもないけれど。
夜空をふと見上げたときに、またたく小さな輝きを見つけて、ああ、なんてきれいなんだろう、となんだか泣きたくなってしまうような。
このメロディを歌ったスホの歌声は、そういう魅力に満ちていると思うのです。
★スホさんは8カット。評点は13点【準優勝】
まずは、その歌声に対して特別加点(1点)を加えています。
それから、タイがついたようなデザインの白いブラウス+グレイのカーディガン(編み込まれた模様がこれまた、いいですね)というコーデが、あまりにもかわいい♪ので、「outstanding」(際立っている)を3カットぶんつけました。
ふふ、今回のそのコーデ、ハンサムなお顔に似合ってて、すごーくかわいい♪
最近ほんと、うちの「きらきら」リーダー、やけにかわいい♪ですよね…
髪は今ぐらいの長さで、今みたいにちょっとパーマかかってるほうが、スホさん、お似合いだと思うのね、私。
短くしすぎると、「SPA!」とか「週刊ダイヤモンド」とか読んでそうな、新橋あたりのサラリーマンみたいになっちゃうんですもん・笑)
2. 【Baekhyun】ミルクのように、プレーンな。
この直近の過去2作品のMV(『KoKoBop』『the Power』)で、ベッキョンは、思いきりよく「過剰な」存在として登場していました。
赤いエクステの髪、金のビジューを目頭につけ、カラコンを入れて、フルにアイメイクした「高級娼婦」のベッキョン(『KoKoBop』)。
ウェストを絞ったシルエットのジャケット、(紺色のナースキャップに見えるような)タイニーな帽子、ピンクのくちびる(♡)に、またもや濃ゆーくアイメイクした目元、キレーなおテテで白い猫ちゃんを抱き上げていた「姫君」の彼(『the Power』)。
どちらも、ベッキョンは、ビジュアル的に非常に勝負をしかけてきていて、その「やりすぎ? いや、許す! ベクなら許す! ぜひとも、もっとやってくれたまえ!」的な「too much」な装いで、ファンを楽しませてくれました。
でも、『Universe』では、楽曲のコンセプトにあわせて、あの2つの作品での過剰さをリセットするように、久しぶりにプレーンな彼を見せてくれました。
何も加えていないミルクのように、「素」な彼を。
前髪をおろしたさらさらなシルバーブロンド、イギリスのパブリックスクールの制服みたいなジャケット(きれいなカフェオレ色だと思った)にベスト、ネクタイ。
今回のベッキョンは「少年」の記号をたくさんまとっていて、カメラ目線で(つまりは、モニターのこちら側にいる私たちのことをじっと見つめながら)、歌っています。
その表情を見ていたら、もう何年も前の、彼がほんとうに少年の面影を色濃く残していた頃のことを思い出しました。
あれから彼は、すごく長い道のりを歩いてきて、今、ここにいるんだな——と、非常にセンチメンタルな思いにとらわれました。
ああ、あの頃のタレ目の男の子、かわいくて、私、大好きだったなー。
いや、今だってベッキョンくんはタレ目なんですけど。
彼はもう、はっきりと大人になってしまったから。
歌うときのベッキョンは、非常に強い訴求力を持った瞳をしています。
ばっちりのアイメイクも、カラコンもしていないけれど、見ている私たちの胸にまっすぐに何かを届かせようとするような、強いふたつの瞳。
そうだった、歌う彼は、こういう目をするひとだったと、プレーンな彼の瞳を見ながら、静かな感情が胸の中に広がっていきました。
★ベクは10カット。評点は7.5点。
「Outstanding」をつけたのは、コーヒーカップを手にした彼が、まばたきしてから視線をあげる表情(1分35秒あたりの映像)。
今回の「プレーンな彼」のよさが、際立っているカットだったと思います。
3. 【Chanyeol】街角に立つ
前回『Electric Kiss』のMV評で、私は、赤いぶかぶかトレーナーに黒のジャージ(じゃないかもしれないけど、ジャージに見える)というスタイリングだったベッキョンに対して、
「ベクに、『街角のにーちゃん』みたいな格好させないで!(泣) うちのベッキョン(←)は『やればできる子』なんですから!!」
——という文章を書いたのですが(苦笑)、チャニョルは逆に、この9人のボーイズのなかで、「街角のにーちゃん」的な格好がもっとも似合うメンバーだと思います。
プルオーバー、ジーンズ、チェックの(若干、オタクな男子大学生みたいな)ネルシャツ、フードのついたパーカー、Tシャツ。
ごく普通の「街角の男の子」が着ていそうな、ごくあたりまえな服。
背が高くて瘦せぎすで、ちょっとO脚な(ごめんねw)パク・チャニョルくんには、そういう服装がやたらと似合ってしまうのです。
「街角に立つ男の子」の格好をすると、チャニョルの「いかにもアイドル」な甘く整った容姿は、街角では絶対に見つからないレベルのものであることに、逆説的に気づかされる。
そんなふうに魅力的な彼には、やっぱり、胸をしめつけられてしまうと思うのです。
★ チャニョルも10カット。評点は7点。
彼に「Outstanding」をつけたのは、白シャツのバリスタ姿で、ケトルからお湯をそそぐときに微笑む横顔。
「コーヒーを淹れてあげる相手を想って、思わず微笑を浮かべてしまったような」彼のうつむき加減の横顔には、おそらく、これを見た世界中のすべての女子が、きゅんとしたはず、なので。
(てゆーか、EXOのボーイズにバリスタの格好をさせようと企画した、今回のMVの演出家さんが最高にグッジョブ!!なのだと思います。ああ、神様、その演出家さん、ほんとうにありがとう! 今回のMV、全体的にあまくて、温かくて、とてもおいしかったですよ!)
(2017.01.17)
(この記事は「勝手にMV評」⑩・「Suho」⑥・「Baekhyun」(11)・「Chanyeol」⑦です)
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