EXOという存在を知って、彼らのことを好きになりはじめたころ、私はとある動画を繰り返し見ていました。
それはEXOのデビュー3周年記念の番組の一部分を収めたもので、「セフンの手紙」というタイトルが付されています。
「こんにちは。末っ子のセフンです。驚いたでしょ?」
——という言葉から始まる、彼自身が書いた手紙を、セフンが読み上げていきます。
「いつもヒョンたちを思っているけれど、恥ずかしくて言葉にできなかったことを」
「今日、こうやって、ファンの皆さんの前で3周年の記念で話してみたくて、準備しました」
「こんなふうにみんなが見ている前で読もうとしたら、ドキドキしておかしくなりそうだけれど」
「僕の思いを込めたから、一言も逃さずに聞いてくださいね」
そんな前置きのあと、メンバーひとりひとりに向けて、セフンがメッセージを綴っていきます。
いつも感じているけれど、口にできない感謝だったり。
ヒョンとの間に感じている、絆意識だったり。
彼らが日々重ねている努力に対する賞賛だったり。
セフンが感じているそれらの思いが、ときにジョークを交え、ときに真剣な熱っぽい表情で、語られていきます。
憧れの配分が強い言葉、照れちゃうけれど真摯に口にした「愛しています」。
ヒョンが感じているだろう重圧を心配して、「末っ子をもっと頼ってください」と語りかける場面もありました(これはスホさんに対して、でしたね)。
熱い気持ちを語ってくれる姿勢に感じる共感、示してくれる仲間意識に対しての嬉しさ。
セフン自身がリアルに感じていることを、彼が一生懸命に言葉にしてくれたんだ、と感じられるのは、その言葉が通り一遍のものではなく、ひとりひとりに向けて、ちゃんと違う角度から語られているから。
そして、手紙を読み上げていく彼の声が、一貫してふわりとした優しさに裏打ちされているからです。
彼が生まれた春という季節の風のように。
年齢よりも大人びたひとだな、と思いました。
容姿から受ける印象だけでなく、「メンバーで最年少」というポジションにいながら、彼がこんなふうに、メンバーに対しての思いを抱いていることについて。
そして、その思いを、きちんと言葉にできることに対して。
メンバーひとりひとりを、とても大切に思う彼の言葉を聞きたくて、セフンの優しい声を耳にするのが無条件に好きで、私はその動画を何度も見ました。
そして、そんな時間のなかで、私の中で、彼らのファンでいようとする姿勢が芽生えていったんだと思うのです。
セフンくん、お誕生日、おめでとう。
それから、ちょっと遅くなっちゃったけど、デビュー6周年も、おめでとう。
きみは決して知ることはないだろうけれど。
私に「EXOファンでいること」の種を最初に撒いたのは、セフンくん、きみの優しい気持ちです。
(2018.04.12)
(この記事は「EXO-BOX」内の「お誕生日記事2018-19」②・「Sehun」12です。)
【Next:Sehun 13はこちら▼】
【Next:「EXO-BOX」内の「お誕生日記事2018-19」③はこちら▼】
(コメントをくださった方、お返事が遅くなっていてごめんなさい。でも、ご感想、とても嬉しく拝見しております。)
↓ランキングに参加しています。お気に召すものがありましたら、応援して下さると嬉しいです♪
(画像はお借りしました。また、ご紹介したセフンくんの言葉は、動画につけてくださっていた訳をお借りしました。ありがとうございます)