EXOにmellow mellow!

EXOがだいすき! CBXに夢中な記事やMV・楽曲評、コンサートレポなど、ファントークを綴ったブログです。SHINeeについても少し。

【Make it Count】きみだけの声で【チェン】

★この記事は、EXOチェンのOST『Make it Count』(2019年2月7日リリース)について書いています。

 

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When you sing, be like a bird flying up to the highest sky with all your might.

And be like fish swimming through the vast ocean as you wish.

歌うなら、力のかぎり高い空をはばたく、鳥のようであれ。

望むままに広大な大洋を泳ぐ、魚のようであれ。

 

 

 夜ふかしチョコレートです。

 ずいぶんご無沙汰を重ねてしまいました。……(すみません)

 実は(というほどのことでもないのですが)、2月に入って以来、私の仕事は、おかげさまで繁忙期を迎えておりまして(それはそれで、ありがたいことなのですが)、なかなかブログを書く時間をとれずにおりました。

 けれども、2月7日にリリースされた、チェンチェンの新曲「Make it Count」を聴きましたところ。

「こっ、これは……」

「語らねばなるまい…チェンペンとして、語らずにいられようか…」

「いえむしろ、語らせてください…」

 ——と拳を握りしめまして、PCに向かった次第です。

 

 というわけで、当記事は、「EXOにmellow mellow!」ではなく、「チェンチェンにmellow mellow!」みたいな記事なんですが(いつもわりとそうかも・苦笑)、チェンくんファンの皆さま、そして、別のメンバーのペンの方も、おつきあいくださると嬉しいです。

 

 ——で、まずは一言。叫ばせてください。

やってくれたぜキムジョンデ!

(やおら壊れた・笑) 

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 いやもう、待ってたんですよ〜〜〜!!

 EXOの「OSTプリンス」(注1)ことチェンチェンの新曲ですもん!!

 2019年2月7日リリースの「Make it Count」!! 

 もちろんお聴きになりましたよね、皆さま!!

(だんだん興奮してきて、無駄に「!」が多くなる笑)

 

(注1:なんか最近、ツイッター界隈では、「プリンス」をすっ飛ばして、「OSTキング」と呼ばれつつあるジョンデくんなわけですけど・笑。

 その歌いっぷりに、「キング」という呼称にふさわしい、「風格」さえ漂いだしてしまった感があるのも納得なんですが、「キング」とか言われちゃうと、どーも私はどっしりとした中高年のおじさまを連想してしまって……(苦笑)。

 私たちのかわいいチェンチェンには、「プリンス」のほうがいいのでは?と思うのだけど♡)

 

 とにかく!

 やったぜ!!

 やってくれたんだぜキムジョンデ!!!

 (↑大文字指定で興奮していますよ! )

 

 

 ——このニュースを知ったのが2月1日でした。

 

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▲私室のカレンダー。2月の素敵な彼。


 それからというもの、カレンダーに「♪ Chen♡ Make It Count ♪」と赤ペンで書きこみまして、指折り数えて2月7日という日を待っていました。

 

 チェンくんのOSTは「Cherry Blossom Love Song」以来のことです。

 ギョンス主演のドラマ「100日の朗君様」の挿入歌である、この「桜恋歌」の発表が昨秋(2018年10月16日)でしたね。

 それから114日後、「Make it Count」が公開されまして、ですね……

 

▼コチラですよ♪

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(ドラマのほうのタイトルは、英語にすると「Touch Your Heart」だそうです♪)

 

 タイトルの「Make it Count」は、直訳すると「それに価値を持たせよう」という意味になるんですが(make は使役動詞、it が目的語、countが原形不定詞で、自動詞の「価値を持つ」という意味)、意訳するなら「今を大切にしよう」という表現になるかな?

 

 ——言わずもがなですが、夜ふチョコ、聴いております。

 聴いておりますとも、ええ。

 毎日、毎朝毎晩、食前食後食間に、「おはよう」のお目覚めから「おやすみなさい」の就寝時まで。

 

 ていうか、「1分1秒」がチェンチェンの歌声で、幸せいっぱい♡ですよ〜〜(←泣いてる)。 

 

Make it Count

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Time 時間って奇妙だよね

過ぎ去ってはじめて 恋しくなる

甘い夢 目をあけたときには はっきりしていても

ほんの一瞬で かき消えていく

 

 ——歌い出しはかなり低音です。

 「チェンチェンといえば高音」と言っても過言ではないほど、ハイトーンの澄んだ歌声がトレードマークな彼なんですが、歌い出しがとても低い声だったので、「おいおい、かっこいいじゃないかキムジョンデめ……」と、わりとドキドキしました。

 

 (注・ジョンデくんの低音ヴォイスでドキドキしたら、今日からあなたもチェンペンデビュー♪)

 

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きみと僕 今この瞬間 ここにいる 

心の深い場所に大事にしまっておくよ

きみの手のやわらかさ 今日の空気のこと

全部 覚えていたい 大切なんだ

 

 ——彼は、ふだん母国語で話すときには、歌うときよりもすこし低い声で喋ります。

 そして、私は、それが好きで好きで好きでたまらないんですが、その「チェンくんのおしゃべりする声」を思い出させるような、甘くてかろやかな歌声です。

 

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So make it count  

今日を覚えていよう 

やさしい風 咲いている花

この1分1秒を make it count

 

 タイトルになっている「Make it Count」というフレーズが織り込まれたサビの部分では、チェンがもっとも得意とする高音が美しく伸びています。

 聴いていて、とてもシンプルに「きれいだな」と感じる歌声です。

 澄んで響く歌声を、メロディにパーンと思いきりよくぶつけてくるような、そういう「チェンらしい」魅力が、まぶしい光のように炸裂している「聴かせどころ」です。

 

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そうしたら 僕は永遠になる

すべての瞬間を集めて きみにあげるよ

 

 メロウで感傷的な「Make it Count」のメロディは、彼の声が本来的に持っているロマンチックなニュアンスを強めるように働いています。

 その旋律のなかで、チェンの声は、混じりけなく澄んでいて、強く、まっすぐに伸びる光のようです。

 

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 何度か書いていますが、私の耳には、チェンの声は「とてもロマンチックな」ものとして響きます。

 

 ——あまくて。

 ちょっとセンチメンタルで。

 そして、どうしようもなくロマンチックな。

 

 そういうきれいな光で、心の中にある琴線にふれられるようです。

 

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 歌っているチェンと、聴いている私の間に、なにかとても特別な「1対1」の関係性が存在しているように思わせる声です。

 

 この歌を、韓国のスタジオでレコーディングしたときの彼と、その歌声を、ituneで購入してイヤフォンで聴いている日本人の私が、とてもかけ離れた存在であることも理解しているのですが。

 

 国も言葉も年齢も(苦笑)ひどく異なっている「シンガーとそのファン」という関係性を、彼のロマンチックな歌声は、あざやかにかき消してしまうのです。

 ラブソングの歌詞の「僕」がチェンで、「きみ」が私であるかのような「錯覚」が、彼の歌声に耳を傾けている3分間だけは、「錯覚ではなくなる」ような、そういう歌声なのです。

 

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冬がすぎて 雪がとけて

すべてのものが美しく変わったら

きみにもう一度告げよう

終わらない時のなかで ずっと一緒にいよう

 

きみはきれいだ 今日はとくに とても

  

子供のころの夢

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夢みていた日々のように

いつもきみのそばにいて 守ってあげる

強く願っているんだ

make it count

 

 何度か聴いただけで、「非常に多彩な声で、きめ細やかに歌い分けがなされているな」ということに、わりとすぐに気づきます。


 はじまりは、仲よしのボーイフレンドが電話で喋るような、気取らない声で。

 2番のメロディは、ファルセットを織り込んだ声で、「裏の旋律」をたどって、かなりセンチメンタルに。

 「聴かせどころ」は、もっとも彼らしい、高く澄んだ声の魅力をつよく響かせて。

 そして最後の「make it count」は、かろやかだけれど、感傷を強く効かせた、ひとりごとのような声で。

 

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 「子どもの頃の夢は?」というインタビューに対して、彼が「たくさんあったけど、一番なりたかったのは画家」と答えたことを、ふと、思い出しました。

 

 さまざまなニュアンスを持つ「歌声」を、巧妙に使い分けて、この「Make it Count」という一つの楽曲が構築されていることが、まるで、あざやかな絵画を目にしているようだ、と感じたからです。

 

 ——ここらへんは、おさえて淡いブルーで。

 このあたりは彩度の高いレモンイエローを使って。こっちにはビリジアンを効かせて。

 そして、まんなかあたりには、思い切りよく、印象的な色を使うとして——ああ、何色がいいだろう?

 

 そんなふうに、絵を描くひとが、明度やニュアンスの異なる色彩を巧みに組み合わせて、白いキャンバスの上にひとつの事象を構築していくように。

 絵筆のかわりに彼自身の喉を、色彩のかわりに歌声を使って、チェンは、彼らしい一枚の絵を描き上げたのではないでしょうか。

 

きみだけの声で

 

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 私の想像のなかで、この「Make it Count」をレコーディングしているときのチェンくんは、彼らしい、とてもいい笑顔を浮かべています。

 

 自分ひとりの歌声を使って、自分ひとりの才覚だけをコンパスにして。

 ひとつの楽曲を、彼自身の表現として完成させていくことに、アーティストとしてのチェンが、すごくわくわくしているんじゃないか。

 ——そんな気が、つよくするのです。

 

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 なぜって、そうでなかったら。

 ——歌っている彼が、とても幸福な気持ちでなかったなら。

 

 チェンだけの声で構成された、この「Make it Count」を聴くとき、私はこんなにも、幸せな気持ちにならなかったと思うのです。

 

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 9人でひとつの楽曲を構成するEXOのメンバーのひとりとして、あるいは、3人でひとつの歌を作り上げるCBXトライアングルの一つの頂点として。

 その個性を強烈に輝かせているチェンの歌声も、もちろん、大好きなのですが。

 

 それと同じくらいつよく、私は、彼ひとりだけの歌声で作られたアルバムが聴いてみたいのです。

  

 高い空にはばたく鳥のように。

 広い海に泳ぐ魚のように。

 

 ヴォーカリストとしてのチェンに、もっと大きな、そして、自由なキャンバスの上に、彼自身の歌を思いきり描かせてみたいのです。

 

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 ——ねえ、チェンくん。

 

 この歌を歌っていたとき。

 きみは、どんな気持ちだった?

 

 きっと、幸せな気持ちを感じていたよね?

 この曲を聴いている私たちと同じように。

 

 

(この記事は「EXO-BOX」34・Chen54です。)

 

*「Make it Count」の歌詞は、英語訳されたものを、日本語に訳して紹介させていただきました。

 

 そして、ご存知のように、2019年3月8日、チェンくんが1stソロアルバムを出すことが決まりました。その記念に書いた記事。よろしければ、ぜひ♪

exo-mellow.hatenablog.jp

 

今日のおすすめ過去記事は…

「どうしてこの3人だったのか?」——CBX成立過程について、とことん語り倒しました。 よろしければ、ぜひ♪

 

次の記事は…こちら!

exo-mellow.hatenablog.jp

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