EXOにmellow mellow!

EXOが好き! CBXに夢中な記事やMV・楽曲評、コンサートレポなど、ファントークを綴ったブログです。SHINeeについても少し。

『City Lights』語ってみました・『ベクとチェンのコントラスト』再び


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The night river runs through the city of lights you live in.

夜の河が、きみの住むひかりの街を流れている。

 

 この記事は、2019年7月10日リリースのベッキョンのファースト・ソロアルバム『City Lights』について書いています。

 

ファースト・インプレッション

 「City Lights」の発売日は、普段のようにお仕事のある日でした。

 私の仕事のコアタイムは、夕刻から夜9時にかけてなので、発売と同時に聞くことができません。

 夜9時半ごろ、「さて、ダウンロードしようっと♡」と、いそいそとスマホを手に取ると、さきに「City Lights」を聴いたらしいQから、ラインが頻々と入っていることに気づきました。

 

Q「ベクの『City Lights』聴いた」

Q「めっちゃよかったよ」

Q「ちな」(ちなみに)

Q「2曲め、かなりビッグネームのコンポーザーで、SMとコラボしてんのは珍しい気がする」

Q「ベクだから、コラボできたのかなって思った」

 

ギョンスペンのQ

 

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 ——Qは、足かけ4年、筋金入りのギョンスペンです。

 5月の終わりに彼の入隊が発表されて、その後、「That's OK」を置き土産のようにして出発してから、EXO-Lとしての彼女は、かなりヤサグレてしまっていました。

 

Q「ギョンちゃんのいないEXOは」

Q「いくら待ってても電車の来ないホーム」

Q「他の人たちには、みんな、電車が来て、バンバン乗っていくのに」

Q「うちの電車が来るのは2年後」

Q「『What a Life』が来ても」

Q「『City Lights』が来ても 」

Q「私の乗る電車じゃない」

Q「2年後だからね、うちの電車が来るのは!!!!!」

 

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 ——泣いているアヒルのスタンプとともに、そんなラインが送られてきたりしていました。

 

 ギョンスペンのQにとって、ギョンスくんの比重は非常に大きいものでした。

 ゆえに、彼が出発してしまってからというもの、EXOの他のメンバーたちの活躍ぶりを目にするのさえ、つまらなく、味気ないことのように感じてしまうみたいでした。

 大学生活や課外活動が忙しいこともあって、彼女は、EXOの活動を、以前のように熱心には、追わなくなっていました。

 

 そんなQなのですが、それでも、「ベクのソロだけは、なにはさておき、聴いてみよう」と思ったそうなのです。

 

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私「今、(お仕事が)終わったんだもん」

私「これからダウンロードして、聞くよ」

 

Q「はよ聴いて」

Q「語ろうぜ!!」

 

言葉にならない

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 そして、「City Lights」を、ひととおり聴いて。

 

 ——ため息がこぼれました。

 なんというか、「言葉が、出てこなかった」。

 

 さまざまな、言葉にならない感情の高波が押し寄せてきていて、その波のうねりが、あまりにも深く激しすぎて、言葉を失っていたのです。

 

 そのくせ、不思議な興奮状態に包まれていました。

 一通り聴いただけとはいえ、ベクの音楽から、たくさんのものを感じ、受けとめたはずなのに、そのすべてが言葉にならなくて。

 

 なんだろう、これ。

 「せつない」? 「コンテンポラリーでめっちゃクール」?

 「やばいほど好き」? 「よかった」? 「最高」? 

 

 ——ちがうなあ。

 どんな言葉も、私が得た感情を言い当ててはくれません。

 

あまりにも、異なっている

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 私が「言葉を失っていた」のには、もうひとつ、大きな理由があります。

 その約100日前に出された、チェンの、同じくファーストソロアルバム「April, and a Flower」と、非常に対極的な作品だと感じたからです。

 

 ——いえ、「対極的」という言葉は、この2人のヴォーカリストたちの関係性を表すのに、正しいものではないのかもしれません。

 この「対極」という語は、「プラス」に対しての「マイナス」、「陰」に対しての「陽」というように、同じベクトル上に乗っかっている二つのものの「方向性が、真逆だ」という意味になるからです。

 

 「April, and a Flower」と「City Lights」は、「対極」ですら、ない。

 乗っかっているベクトルが、そもそも、この2つの作品は、あまりにも異なっているのです。

 だって、存在している位相からして、もう根本的に違う。

 

 2つの別々の平面に引かれた直線が、永遠に交差する点を持たないように。

 ベクとジョンデが「目指した音楽」は、「全く異なっている」のでした。

 

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 「City Lights」というタイトルを知った時点ですでに、「あ、これは、ジョンデの『4月、そして花』とはまったく違うアルバムになるんだろうな」というのは、大方のファンの方に、予想がついていたと思います。

  

 いえ、それよりももっともっと前、「ああ〜、ベクとジョンデ、ソロアルバム、出してくれないかな〜♡」と夢想していた頃から、「2人のファーストアルバムが、全くちがったものになるだろう」ことぐらい、私たちファンにとっては「自明の理」だったはずです。

 

 違うだろう、とは予想できていた。

 そんなことぐらい、わかっていた(だって、ファンだもん)。

 

 でも、実際にそれぞれの作品がリリースされて、彼らふたりの、それぞれの音の世界に浸ってみると。

 

 こんなにも、こんなにもあざやかに——いやもう、しみじみとため息をつくぐらいに「異なっている」と。

 もう、なんだか今更、混乱してしまうほどの感慨を覚えて、私は言葉を失ってしまったのでした。

 

April, and a Flower

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 「春にひらく花」「悲しみからの再生」というモチーフの歌が冒頭に置かれているように、『4月、そして花』を貫いている大きなテーマは、「生命」だと思っています。

 

 霧に煙った草原、白い波濤の海、木漏れ日が落ちる森の中、土のうえ。

 そういう自然のなかで撮影されたチェンの写真で、アルバムが飾られています。

 

 ほとんどの伴奏が、シンプルなピアノの音だけ。

 歌詞のモチーフには「恋人との別離」「愛の終焉」という主題が多く選ばれ、そのために、聴く人々のこころに普遍的に「届きやすい」歌になっています。

 

 「悲しみ」「淋しさ」に強く裏打ちされているために、耳を傾ける私たちの心に、「April, and a Flower」は、非常に直接的なかたちで揺さぶりをかけてきます。

 その「揺さぶり」を増幅させるのが、チェンの歌唱の繊細な感情表現と、彼のヴォーカルが本来的に持っている、澄みきって凛と響く「声の色」だったと思うのです。

 

 ——素朴。あたたかさ。メロディアス。繊細。ロマンティック。センチメンタル。

 淋しい。かなしい。うつくしい。

 

『ベクとチェンのコントラスト』再び

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 その「4月、そして花」に対して。

 「City Lights」という、「人工的」「無機質」「現代的」なタイトル。

 アスファルト、ガラス、ビルが作る黒い影といった「都市」のエレメント。

 ベッキョンの黒いジャケット、とんがったレザーブーツ。

 

 クール。コンテンポラリー。都市。エッジが効いてる。

 グルーヴ。エレクトロ・ポップス。現代の先端。硬質。

 

 ——いや、こうも「まるっきり、違う」ふたりのヴォーカリストが。

 同い年で、同じオーディションでSMに入社してて、同じアイドルグループのなかで、さらには(彼ら2人にシウミンさんを加えて)ユニットまで組んだりして。

 ときに競いあい、ときにがっちりタッグを組んで、ショウビジネスの世界と対峙しようとしているっていう、この構図がですねえ、私がここまでEXOにのめりこんで、えんえんブログ書いてる最大の原因なんですよねえ。

 

いてもたっても、いられない

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 なんだか、いてもたってもいられないような気持ちになって、思わずQに、一方的にラインしました(苦笑)。

 

「やばいよ、聴いたよ、ベクの『City Lights』」

「やばい。すごいよかった。なんか今、めっちゃ興奮してるわ」

「久々に音楽聴いただけで興奮してる」

「なんだろう、言葉が出てこない〜涙」

 

「興奮しすぎてるのかも。なんだかわからないけど、すごく『打ちのめされた!』って気分」

「ていうか、『やられた〜』って感じ。『ベクに完膚なきまでに、やられた〜』って」

 

「音楽で殴られたような気持ち? 聴いただけで、すっごい『打ちのめされた、やられた、ベクに完敗した』みたいな気持ちなんよ」

「すごいよ、ビョンベク。なんでこんなにすごいんだ」

 

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「ぶっちゃけ」

「私はジョンデペンだけど、『ジョンデのソロが先発で、ベクのソロが後発で良かった』と、今、若干ほっとしてる」

「この『City Lights』が先発だったら、ジョンデくん、もしかして、キツかったかもしれないと思った」

「コレの後だったら、ハードル上がりまくりだもん」

 

「キム・ジョンデの『April』をもってしても、ベクの後発を担うのはキツイわ。チェンチェン、間一髪やったわ。3ヶ月前に出しといてよかったわ(注1)」

「ああ、ちっきしょー、うちら(注2)、ビョンベクには勝てねーな、まったく!」

「ベクに乾杯だ〜〜。完敗されて乾杯だ〜〜」

「うまいこと言ってみましたw」

 

 ——数十分後、Qから返信がきました。

 

Q「山田君、座布団一枚」

 

 ——なぜ、私たち、親子で「大喜利」してるんでしょうか(苦笑)

 

(注1 すみません、ジョンデペンの皆様。正直に申し上げて、私、そう感じてしまったんですが、単なる素人の感想にすぎないので、そう思ってお許しください)

 

(注2 「うちら」というのは、「ジョンデくんと私」という意味。すみません、重ね重ね、ほんとすみません))

 

「ベク、ありがとう」

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Q「ていうか、おばさん、ちょっと落ち着いてよ〜(笑)」

Q「お風呂からあがってきたら、おかーさんのラインが暴走しててワロタ」

Q「最近、あなたのラインが、『ドルヲタ・ツイ廃人』路線を爆走してて、ちょwwwwwってなる(笑)」

 

 ——あら。

 同じ言葉を、あなたにお返ししてもよくってよ!(笑)

 

Q「ベク、あざす」

Q「ギョンちゃんがいなくなってから」

Q「うちにとってのEXOは、ある意味、終わったかも、と思っていたけど」

Q「これ(「City Lights」を)聴いて」

Q「また、EXOに帰ってこられた感、ある」

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Q「しみじみ思った」

Q「やっぱ、この人はこういう曲を、ずっとやりたかったんだろうなって」

 

私「ベクの『やりたかったこと』の集大成的なアルバムなんじゃない」

私「ジョンデの『April』のときも、集大成的なものを感じたけど」

私「でもさ、ベクには、この後さらに、もっといっぱい、『音楽的な引き出し』が控えてそーな気もするんだよな……」

 

Q「確かに、今回ベクは、ジョンデの『April』に『勝利してしまった』感があるな」

 

私「ジョンデの『April』は、BGMにできない音楽。超絶真剣勝負のバラードオンリーで来てるから、BGMにされたら重い」

Q「その点、『City Lights』は軽くていい。『Light』なだけに」

私「山田君、座布団持ってきてあげて・笑」

 

 ——Qの大喜利的感性は、やはり、私から受け継がれてしまったのかもしれません(苦笑)

 

私「でも『City Lights』は、たとえば、オサレなレストラン的なところで、うす〜く曲がかかってても違和感がない」

私「むしろ、場所の雰囲気作りに一役買える素材」

 

Q「ベクのほうが『使い勝手がいい』んだな」

私「非常に同時代的な感覚で作られてるからね」

 

Q「(このアルバムで)新規客も寄りつきそうだし」

Q「じゃんじゃん(新規ファンを)呼べるよ」

Q「またSMが一儲け・笑」

 

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私「それに対してジョンデくんは、本人自身も言ってるけど、かなりアナクロ的な感性で彼の音楽観が構成されてるしね」

Q「でも、それがジョンデの良さでもあるんだよなあー」

私「そう。それがチェンチェンの良さでもあり、私がファンになった理由でもある。弱点とも言えるけれど、彼の一番の魅力」

Q「ジョンデの『昭和み』(笑)」

 

ところで。

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私「ところで、タイトル曲の『UN Village』なんだけどね」

私「この『UN』って、何の略?」

 

Q「あーこれはね」

Q「IR(International Relations の略で、「国際関係論」のこと)的には、the United Nations(国連)だけどさ」

 

私「私にも、それしか浮かばなかった・苦笑」

 

Q「アメリカのスラングで」

私「ほお?」

Q「普通に、ユー・エンって、アルファベット読みしてみ」

私「ん?」

Q「You and のことやで」

 

私「え……まじすか」

私「『国連村』ってなに? と思ってた私の時間を返してほしい」

 

Q「ま、あなたにはそれしか、頭に、浮かんでこないやろーな・笑」

 

私「『betcha』って表現も、初めて見たよ」

私「『I bet you』ってこと?」

 

Q「たぶんそれでいい」

 

私「そっちは『Gotcha』が『I got you』のことだから、類推できた」

私「だけど『Betcha』いいな」

Q「ああ、わかる〜」

 

私「非常にキャッチーですね、この繰り返されるフレーズ」

Q「曲もちょい、チャラめだしね。『チャラ男』なベクもいいんだよ」

私「わたし、これからベクのこと、『べっちゃ』って呼ぼうかな? 笑」

 

(2019.07.14) 

 

★今日のおすすめ過去記事は……

2018年4月、「Blooming Days」発売日前日に書いた、「ベクとチェンのコントラスト」。この2人の対照的なヴォーカリストふたりについて、考察してみた記事です。

 よろしければ、ぜひ♡

exo-mellow.hatenablog.jp

 

★この次の記事は…こちら!「UN Village」について、とことん、語り倒してみました♪

ぜひ!

exo-mellow.hatenablog.jp

 

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(夜ふかしチョコレート拝)