You can like the life you are living.
You can live a life that you like.
きみが生きている人生を、好きになってもいい。
きみが好きな人生を、生きたっていい。
セフン+チャニョルの『What a Life』
私「ときにQちゃん」
私「聴きましたか」
私「セフン+チャニョルの『What a Life』」
Q「聞いたよ〜」
私「どうでした?」
Q「そーね」
Q「思ってたより全然よかったよ」
Q「ナニゲにチャニョルが、かなり、できる子だった」
——すみません、チャニョルくん、およびセフンくんのファンのみなさま。
彼女の「上から目線」な発言をどうぞお許しください(苦笑)。
大学生のQは、今がいちばん、「生意気を言いたいお年頃」なんだと思います。
そこにオタク・ブラックな気質が加わって、どうも彼女がセフナとチャニョルくんについて語ると、「上から目線」+「素直に好きと言えない」=「ちょっと何様なの?」のような物言いとなってしまうのですが。
文字として、発言をお読みになっただけでは、おわかりになりにくいと思うのですが、彼女は、なんだかんだ言って、このふたりのことが大好きなんです(ほんと)。
パク・チャニョルくんの音楽
私「ああ、チャニョルが、ほんっとーに、かっこよかったよね♪」
私「なんか、準備段階とかティザーとか見てたときは、『セフンめっっっっちゃ嬉しそう』って思ってたんだけど」
私「アルバムとして聞いたら、チャニョルがすっごく楽しそうな感じがして」
ああ、チャニョル、音楽を楽しんでるんだな。
このアルバムを制作する1秒1秒が、彼は、ほんとうに嬉しくて楽しかったんだろうな。
——彼の歌声を聴きながら、そんなふうに思ったのです。
(そんなチャニョルが、実は、声帯ポリープの手術をしていたということを知って、ほんとうに胸が痛くて痛くてたまらなかった……
大丈夫かな。
無理してないよね、チャニョル。
若く、才能豊かなきみが、健やかでいてくれることを祈っています。心から。)
Q「てかさ」
Q「この2人の『やれる音楽』の可能性から言って、セチャン2人だけで組んで正解だったよ」
Q「ここにギョンスが入ってたら、3人で迷子になってた」
今年の4月、ネット上で「セフン+チャニョル+ギョンス」の3人でユニットを組むんじゃないか、という噂がちらりと流れました。
ギョンスペンのQはいち早くそれに反応し、「まじか! CBXに続いてニョルドフニか!!」と、一瞬だけ大喜びしたのですが。
結局、すぐに誤報だったとわかって
「え〜〜〜ん、ギョンちゃ〜〜ん(泣)」
「めっちゃ喜んで、めっちゃソンしたよ〜〜」
——とショックを受けていたのです。
私「たしかに(笑)」
私「あの『洋楽系統+R&Bサウンド』なギョンちゃんの『That's OK』を聞いたら、この2人の音楽に、ギョンちゃんを投入するのは難しかったかもねえ」
(でも、『Closer to You』だけは、ギョンスくんが入ってみたら、どうだったかな、と想像しています。あの曲は、ギョンスくんの良さを引き出せる曲だったとも思う。ちょっと聴いてみたい)
私「セフナは?」
Q「SMが商品化しただけのことはある」
Q「レコマジ(=レコーディング・マジック)が加味された感もあるけど」
Q「ボロを出さずにすんでて、ほっとした」(←すみません、「上から目線」発言をお許しください。……でも、実は私も、セフナに関しては、実際に聞くまで「心配していなかった」と言えば、嘘になります・笑)
Q「『おてふんでとぅー』とか言ってた頃から比べたら、感無量」
——いや、Qちゃん。
セフンくん、『おてふんでとぅー』なんて、実際には、1回も言ったこと、ないからね(苦笑)。
オセフンくんの音楽
——わりと長いこと、EXOのアルバムを聴きながら、私はセフンの歌声について、「う〜ん……」という感想を抱く場面が多かったかもしれません。
「う〜ん……このひと、歌声に『力』がないんだよなあ…」と。
彼が喋るときには、その声は「素直で優しいもの」として耳に響きます。
最初から空気を含んだようにやわらかな声も、ちょっとたどたどしい感じの発音も、彼が生まれた季節の風のように、ふわふわとやわらかで優しく、私は、「おしゃべりするセフナの声」に耳を傾けるのが大好きでした。
でも、EXOの楽曲を構成するピースのひとつとして、セフンの声を聞くと、どうも、「う〜ん…」という感想を抱いてしまうことが多かったのです。
同じくラップ担当のチャニョリヒョンが、めきめき上手くなってしまって(注1・2)、なんだか、セフナの歌だけが「置いてけぼり」にされてしまったような気がすることも多かったからかもしれません。
(注1・私は『For Life』あたりがチャニョルの歌唱力のブレイク地点なんじゃないかと思っています。いや、あのウィンター・アルバムのチャニョルくん、なんだか、突如として進化を遂げてしまった感じがありました。「ちょっと〜、なんかプライベートとかで、いいことでもあったの?」と尋ねてみたい・笑)
(注2・3曲めの『Closer to You』のチャニョルの歌い出しなんか、思わず、ため息をつくぐらい、うまかった。……エラそうな物言いになってしまって恐縮なんですけど、「この〜、聴かせてくれるじゃないか〜、チャニョルめ♡」と思いました。いえ、ほんとうに素晴らしかったです。)
たとえば、 ベクとかジョンデは、ただ普通に喋っているだけで「力のある声」です。
この2人は、もう最初から「強さ」が声のなかにみなぎっている。
その「強さ」が歌声として放たれると、「強烈な魔法」に変わります。聴き手を、どうしても虜にせざるを得ないような、そういう魅力。もちろんギョンスもそう。
そして、チャニョルとスホもどんどん上手くなっていき(何度か書いていますけれど、私は、デビュー以降の『伸び率』で言ったら、スホさんがぶっちぎりで上手くなっていると思う)、歌以外のパフォーマンスで評価されることの多いシウミンやカイだって、ちゃんと「彼ら自身のポジション」を、しっかりと楽曲の中で占めることのできるような歌声を持っている。
でも、セフンの歌声だけは、「う〜ん…」と感じてしまうことが多かったのです。
音楽の世界のなかで、目隠しされて歩いているみたいに、恐る恐る、迷いながら、歌声を出している。
音程だって、べつだん、外しているわけでもないのに、だから「歌声に『力』がない」という印象を抱いてしまう。
けれども、今のセフンにとって、「目隠しされて歩いているような、おずおずとした歌声」は、「過去のお話」になったんだな、とあらためて思いました。
最初に「おっ、セフナ〜、やるじゃないか〜♡」と思ったのは『エレキス』です。彼にとっては外国語である日本語で、よくぞあれだけのラップをやってくれたな、とすごく嬉しかった。
さらには、『Tempo』の前半部分の、かなり長いラップのシークエンスを聴いたときには、彼の歌声のなかに、ちゃんと「力があること」を感じたのです。セフナ、ほんとうに、ほんとうに、カッコいいラップだったよ。
そして「What a Life」。
——もうセフンの歌声は、音楽のなかを、彼自身の足で歩いているのがわかります。
ためらわない足どりで。
「闊歩する」と言ってもいいくらいの闊達さで。
今回の記事のタイトルにつけた「ソッフォモリック(Sophomoric)」というのは、「大学2年生みたいに、おバカっぽい」という意味です。たぶん、あまり馴染みのない単語ですよね。
大学1年生のことを「Freshman」というんですが、2年生は「Sophomore(ソッフォモア)」と呼ばれます。
入学時にはフレッシュで初々しかった学生たちも、大学で1年間学び終えて、2年生になると「より多く知恵をつけた者」=「Sophomore」(「Sophy」=「知恵・知」・「more」=「より多くの」)になるわけです。
で、その形容詞形が「Sophomoric」「ソッフォモリック」(Sophomoric)なんですが。
この言葉は「silly or behaving like a school boy」(バカっぽい、あるいは男子学生みたいにふるまう)という意味になります。
もう「高校生みたいなガキじゃない」って、いっぱしの大人ぶってみたり。
クールにカッコつけてるつもりで、生意気で青二才な行動をしてみたり。
そういう「大人になりきれてない」感じの、彼らの音楽が、すごく愛おしかった。
だって「大人」って、「妥協」とか「建前」とか「世間」とか、そーゆーつまんないことばっか言ってて、「俺たちが、今いるここ、その気持ち」を、全然、たいせつにしないヒトビトのことだもの。
「子供じゃなくて、大人でもない」年齢の彼らふたりが、自分たち自身の感性や気分を、めいっぱい楽しんで音楽にしているような——「あー、ちっきしょー、2人とも、めっちゃ『青春』してやがんな〜〜〜」(←もちろん褒めてる)っていうアルバムでした。
そして、『青春』っていう言葉は、私がかつて手にしていたのに、失くしてしまったものの謂であるわけで。
好きなのは『What a Life』(ノリがとにかく、すっごく楽しい)、『Just us 2』(レゲエ風味なメロディラインがよい。これも好みだな)。
『Closer to You』(とにかくチャニョルが秀逸)、対セフナ仕様曲『Borderline』(いや〜これ、せつなかったです・涙)もいい。
だけど『Rollar Coaster』だって好きだし、もちろん『Day Dreamin'』だって良曲ですよ。
——ってことで、6曲とも、全部よかった♡
(2019.07.29)
おすすめ過去記事は…チャニョルペンさんは、こちらをどうぞ♪
「EℓyXiOn」の福岡公演の記事です。
セフンペンさんなら、こちらをぜひ♪
(当記事冒頭の英文は、ミュージカル映画『Chicago』のラストナンバーからの引用です。日本語訳は私。)
★ この記事の1年後に書いた、「1 Billion Views」についての記事。よろしければ、ぜひ♪
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